[6]私の居場所を奪った女|友達の誕生日会に招待された娘と一緒に訪問したママが一瞬見せた真顔が不可解

アイコンイメージ
前回のお話

高校の同級生だったワタルと結婚し、地元で幸せに暮らしているシズク。小学生の娘ミズキのクラスに転校してきたアカネが、高校時代の同級生カエデの娘だと知って驚きました。久しぶりに地元に戻ったカエデのために、同級生たちは声を掛け合ってプチ同窓会を開きました。そこへは、飲み会にはあまり顔を出さないショウマが珍しく参加し、すぐにカエデの隣へ。2人は久しぶりの割にはとても仲が良く、帰りもショウマが呼んだタクシーに一緒に乗って帰っていきました。愛妻家で知られるショウマですが、カエデのことが忘れられないのかな、と呟くシズクの隣では、無言のワタルもショウマとカエデを乗せて走り去ったタクシーを見送っていました。一方タクシーでは、帰り際にカエデがシズクの家に招待されたことを聞いていたショウマが「ワタルの家に行くの?大丈夫?」と聞かれ、「うん、ありがとう」とカエデは微妙な笑みを見せていました。

1話目から読む

友達のママも喜んで迎えた誕生日会

同窓会でシズクが「遊びに来て」と誘ってしばらく経ったある日、アカネが学校から帰るなり「ママ!ミズキちゃんがお誕生日会に誘ってくれたの!」と嬉しそうに報告してきました。他のお友達も参加するらしく、アカネは興奮気味です。

カエデは眉をひそめてしばらく黙って考えてから、「ママも行っていい?みんなの邪魔しないから!」と、アカネと一緒にワタルとシズクの家に行きたいと言いました。

シズクはミズキのお誕生日会の準備を進めていました。カエデから、アカネと一緒に参加すると連絡を受け取り、ミズキに報告し喜んでいました。そして誕生日会当日。

子ども達が集まってワイワイ嬉しそうにしている様子を、ワタル、シズク、カエデが見守っていました。「今日はお招きありがとう。私まで来ちゃってごめんね。」と言うカエデに「いいのいいの!会いたかったから。ね、ワタル!」とシズクは久しぶりの再会を喜んでいました。

「みんな、ジュース入れたよ~」と子ども達の方へジュースを運んで行ったシズクでしたが、何かにつまずいたのか、「あっ!」という声とともに転びそうになってしまいました。

シズクさんはカエデさんの訪問をとても喜んでいるようですね。けれどカエデさんが訪問を決めた時の穏やかではなさそうな表情が気になります。子ども達の頭上でバランスを崩したシズクさんですが、どうか誕生日会が大変なことになりませんように願うばかりです。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

この記事をSHAREする