[16完]他人の子を優先する夫|ダメ出しの嵐「善意が相手の迷惑になることもある」妻の言葉に謝罪と反省

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前回のお話

5歳ユリちゃんと夫シンジさんの3人家族のサクラさん。ある日ユリちゃんの友達ムギちゃんが熱を出したからとお世話するシンジさんが、「かわいそうな子に手を差し伸べることで、ユリも優しい人間になるだろ?」と言い出して唖然。数日後、ユリちゃんに「もうすぐムギちゃんのパパになるの?」と聞かれシンジさんを問い詰めると「今度動物園行こうな」と言い出すもとっても嬉しそうなユリちゃんを見て我慢。そして休日。ワクワクするユリちゃんに、「ムギちゃんがお熱」だとすごい勢いで家を出て行くシンジさんを見て、「もう許さない」サクラさんはムギちゃんママと直接話すことを決意。すると、すでに!「もうやめてください!」とシンジさんを拒絶するムギちゃんママを見てサクラさんが駆け寄ると、「大変だけどかわいそうじゃない!バカにしないで!全部ユリちゃんママの指示だって聞いてます」と言われ驚くサクラさんがシンジさんを問い詰めると動揺するシンジさん。その後、ムギちゃんママと2人で話すことになり、「うちの夫が暴走してすみませんでした」と謝ると、謝りながらスマホを差し出すムギちゃんママ。そこには「ムギちゃんがかわいそうだから」など、上から目線のメッセージの数々が!それを見てドン引きするサクラさんが謝ると、「ムギの喜ぶ姿を見て甘えてしまった」と謝り、「これからは何かあったら私に連絡してください。ママ友として」と話し、二人のわだかまりが解けました。その後、夫婦の話し合いをすることになりました。

1話目から読む

「人助けのつもりがみんなに迷惑かけてるって自覚してる?」冷静に諭す

夫からの失礼なメールを見せられて驚く私に、「ご存じなかったんですか?」と聞くムギちゃんママ。誤解が解けたあと、「これからは何かあったら私に連絡をください。ママ友として」と話し合い、ムギちゃんママとのわがかまりがすっかり解けました。そして次は夫と話し合いをすることに。

「ねぇ・・今回のこと、何がいけなかったかわかる?」私がそう言うと、「え・・?」と驚く夫。

「あなたはさ、人助けのつもりだったのかもしれないけど、ムギちゃん親子にも迷惑をかけて、ユリのことも傷つけてたの自覚してる?」少し離れたところでお絵描きしているユリちゃんを見ながら、「・・あっ」夫は何か気づいたようでした。

「確かに、困ってる人がいたら助けるって気持ちは大切だと思う。でもね、本当に手助けをしてほしいか見極めることも大切だし、大切な家族を蔑ろにしてまで優先することなのかな・・」

「自分が善意だと思っても、相手にとって迷惑になることもあるのよ」私がそう言うと、「・・ごめん」と夫が謝りました。

そして、「これからは、もう少し周りを見て行動して!特にユリを悲しませることはしないでね!」私がそう言うと、「・・はい。ユリごめんな」と申し訳なさそうにユリに謝る夫。ユリは「いーよ!」と笑顔で答えました。

ムギちゃんママと和解した後、次は夫婦の話し合いをすることにしたサクラさん。「何がいけなかったかわかる?」と聞いても、「え・・?」と何も分からない様子のシンジさんに、一つ一つ話し、ユリちゃんを傷つけていたことに気づいたシンジさん、優しいユリちゃんとサクラさんを、もう絶対に悲しませないでくださいね!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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