[37]お金回収夫|私の荷物が無くなった「結構いいお金になったよ」使い道は明かされずとも知っている

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前回のお話

大好きなオサムさんと結婚して幸せになるはずが、新婚早々オサムさんに、これまで投資した分を回収すると言われてマホさんは唖然。オサムさんが家に入れる生活費20万円でやりくりして毎月細かくオサムさんがチェックすることに。20万円を超過した分と、投資ノートから毎月支払うというルールができてマホさんはうんざり。お金の損得で物事を考えるオサムさんの考え方についていけなくなったマホさんは、保育園料金を安くするためにとオサムさんから離婚を提案され、正式に離婚できて大喜びでした。職場復帰後、育児休暇のアドバイスをするはずのミーティングで、オサムさんの発言がズレていて社員たちはドン引き。すると離婚の理由をたずねる後輩が。偽装離婚を疑う後輩は、アイドルのライブ行き過ぎて離婚したと噂があるとスマホを見せるとオサムさんは顔面蒼白。その様子を上司がじっと見ていました。その頃マホさんは自宅マンションのポストを確認。郵便物を取りに来たのですが結局部屋へ行くことに。前よりにガランとした部屋でローンの督促状を見つけてビックリ。さらにダンボールの山からアイドルのグッズを見つけ「育児もしないで推し活かよ!」と怒っていたところにオサムさんが帰って来て、一緒にマホさんの実家に行くと言い出し、なんとか断ろうとするも、「じゃあ何か作ってよ」と言われ結局買い物に行くことに。5万円近くもたかられてしまい、「早くこいつと縁を切らないと一生お金を無心される」と危機感に震えていました。

1話目から読む

「こういう時ばかり愛してる愛してるうざい」夫のリアクションにうんざり

自宅に郵便物を取りに行ったマホさんは、帰って来たオサムさんと鉢合わせしてしまい、一緒に実家に行くと言われて困惑。お母さんは今日は料理しないと言うと、「何か作ってくれない?」と言い出し、食材を買いに行こうと提案。断って帰りたいと思いつつ、また実家に来るのを避ける為、買い物に行くことに。結局日用品までたかられて5万円近くのお金を使わされ、何とかオサムさんから完全に縁を切らなければと考えていました。

「ありがとう。助かったよ~」オサムさんの言葉に、「じゃあ、おかず多めに作って冷凍しておくからね」と答えるマホさん。「マジで!嬉しい!マホ愛してるよ!」オサムさんにそう言われ、

「こういう時ばっかり『愛してる愛してる』ってうざい・・」と思いつつ、「ところで・・マンションのローンの督促状来てたけど大丈夫?」とたずねると、「あ~、あれだよ、あれ。仕事忙しくてさ。払い忘れちゃった」と答えるオサムさん。「あ~、あるよね、そういうこと」と言いながら「はぁ?引き落としでしょ」とマホさんは内心不満タラタラ。

そして、完成したおかずを容器に詰めて、「よし完成!ところで私の荷物って全部処分した感じ?」と聞くと、「あ!うん、結構いいお金になったよ~」と笑顔で答えるオサムさん。「へ~売ったんだ~。そのお金は何に使ったの?」と聞くと、「え?ん?イヤ~?」と煮え切らない様子でオサムさんが言いました。

「あ、いいんだよ。オサムの役に立ってるならそれが一番だよ。よかった」にこにこしながらそう言い、「あれに全部使ったんでしょ・・」とダンボールの山をチラッと見るマホさんに、「・・僕のこと心配してくれて嬉しいよマホ。やっぱりさ・・」オサムさんがそう言いかけると、

「わっ!もうこんな時間!メグルが心配だからまた連絡するね!お仕事頑張って」そう言いながら、とっとと家を出て行くマホさんに、「あっ・・」と驚くオサムさんでした。

マホさんに食材や日用品を約5万円分買ってもらい、家で料理してもらったオサムさん。大満足で「マジで愛してる!」と言うも、「うざい・・」と呟くマホさん。マンションのローンの督促状は、払い忘れたとすっとぼけるオサムさんに、「あるよね」と答えつつ、「引き落としでしょ」と心の中で突っ込み、荷物をどうしたのかとたずねたマホさん、オサムさんの言葉が、何一つ信じられなくなってしまいましたね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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