「僕、独り占めとか嫌なんだよね」贔屓していたこともお見通し

リュウイチさんは、義母にお礼を言った後、ケーキの箱を差し出し、さらにイロハに賞状をとったご褒美とポチ袋を。驚くやら恐縮するやらの私に「今日の食事代です」と封筒を差し出し、「そんな大丈夫です」と断ると、「こちらが好きでしてるんだから」「これも親孝行のうちだよ?」義母とミユキさんが口々に言いました。
すると、「でも、お世話してくれるのはスミレさんだよ」と真顔で言うミコトくん。「え?」義母が驚くと、「ごはんの準備もお布団の準備も。おばあちゃんは頼むだけでしょ?」と続けて言い、

「それに・・お母さんもスミレさんに頼むだけで、自分で何もやらないじゃん。迷惑かけてるなって僕わかってるよ?」とミユキさんに詰め寄ると、「え?」とこれまたミユキさんもビックリ。

さらに、「あと、僕には色々準備してくれるけど・・僕、独り占めとか嫌なんだよね」ミコトくんの言葉に「え?」またしても驚く義母。「優しいっておばあちゃんは言うけど・・優しいとかじゃなくて」とミコトくんが言葉を続けます。

「なんか、おばあちゃんたちが意地悪してるみたいで、すごく居心地が悪かったんだ。イロハちゃんともいつもそのこと話してた」ミコトくんの言葉に、「そ・・そんなつもりは・・」と驚く義母。

そして、「お母さんもスミレさんにちゃんとお礼しなきゃダメだよ!」とミコトくんが言い、「え?」と驚くと、「もう~しっかり~」とミコトくんに注意され、なんとも言えない表情に。私は、「ミコトくん・・」と思わず呟いてしまいました。
さも自分たちがやっているとばかりに「こちらが好きでしてるんだから」とか「これも親孝行のうちだよ」とか言っていた義母とミユキさんの言葉をよそに、「お世話してくれるのはスミレさんだよ」とキッパリ断言したミコトくん。義母やミユキさんのズルさをちゃんと見ていて、イロハちゃんといつも話していたと告白!驚く二人に、スミレさんにお礼しなきゃダメだよ!と言ったミコトくん、本当、よくひねくれず真っすぐ育ちましたね!!
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。
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