[2]外孫優先義母|いい顔だけして面倒は嫁に一方的なメッセージで押し付ける義母にイライラが止まらない。

アイコンイメージ
前回のお話

スミレさんは夫ヒジリさん、娘イロハちゃんと一緒に義母の家で同居しています。いつものように義姉ミユキさんが息子ミコトくんを連れてやってくると、「ミコトをよろしくね」とすぐにひとりで出かけてしまいました。義母は嬉しそうに2人を出迎えますが、ミコトくんのおやつや食事の準備は全てスミレさんに指示するだけ。実際に忙しく働くのはいつもスミレさんです。連絡もなく突然来ることも、イロハちゃんのお菓子を平然と「ミコトくんにあげて」と義母が言ったり、出かけるスミレさんに当然のように「早く帰ってきてね、ミコトくんお腹空くから」と言うことも、全て丸投げされるスミレさんにとってはストレスでしかありませんでした。

自分では孫の面倒を見ない義母

イロハをスイミングスクールへ送る道すがら、私はイライラしていました。いつものことだけどイロハのお菓子を当たり前のように「ミコト君にあげて」と言うし、ミコト君がお腹が空くから早く帰ってきてねって、なにそれ?今日来るって聞いてないし!ミユキさんだって子ども預けて遊びに行くのはいいけどお世話するのは私なんだけど?義母だけでなく、自分勝手な義姉にも腹が立ちました。あー、同居解消したい。

一方、義母はスミレさんに不満でした。(どうしてあんなにふてぶてしいのかしら。せっかくミコトくんが遊びに来ているのに。)

義母はミコトくんにとびきりの笑顔を見せると、「ミコトくん、今日の夕飯は何がいい?」と聞きました。「ん~。から揚げとか?」とミコトくんがこたえると

すぐにスマホを取り出してスミレさんに『ミコトくんがから揚げ食べたいそうです。あと、フルーツも準備してね』とメッセージを送ると、「これでよし、と。」と満足そうに微笑みました。

義母からのメッセージを受け取った私はイライラが再燃。自分で面倒を見れないんだったら預かるなんて安請け合いしないで欲しいわ。ミコトくんがから揚げ食べたいからって何だって言うのよ。私へのメッセージの仕方にもイラついて大きなため息しか出てきませんでした。

スイミングスクールを終えたイロハと一緒に帰宅し「ただいま~」と言う私たちのことなんかよりも買い物袋の中身の方が大切と言わんばかりに、無言でガサゴソし始める義母。買ってきたから揚げを見つけると、「え!!できあいのから揚げ買ってきたの!?」と驚きと不満をぶつけてきました。

ミコトくんが食べたいものや、義母がミコトくんに食べさせてあげたいものをスミレさんにメッセージするだけの義母。そして買ってきたものに文句を言うだけ。コミュニケーションが一方的ですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

この記事をSHAREする