[121]「出来れば早く離婚」妻の脳内をかき乱す場違いなパーティー音。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

アイコンイメージ
前回のお話

元彼女ジュリ実さんが原因で離婚危機に陥った妻めいさんと夫ろみ緒さん。何とか仲直りしたいとろみ緒さんが思っていると、娘のあかりちゃんに「お父さん、ジュリ実って何~?」と聞かれて絶句。何度もたずねるあかりさんに、「ジュエリーと聞き間違えたかな」とすっとぼけると、「ほぉ。聞き間違えかあ」とあかりちゃんが言ったものの、めいさんは「しばくぞ」とろみ緒さんに無言の圧を。そんな頃、ジュリ実さんの家では、ソファにある「何か」にご主人が気づきました。

1話目から読む

妻は2番目に好きな人[121]

ジュリ実さんの家では、ご主人がソファで何かを見つけていました。
「手紙・・」それは、ろみ緒さんが書いたジュリ実さんへの手紙でした。

それを見たご主人は、「『ふわっと野郎』から・・か。学生時代に別れた時の手紙・・」心の中で呟くと、「後で燃やそう」と思いました。

そして、「大丈夫。再構築は時間がかかるものだ。大丈夫。俺ら夫婦は大丈夫だ」と自分自身に言い聞かせるかのように、心の中で呟きました。

そして土曜日の13時。
「ゆみちゃんの家まで送って来るから」あかりちゃんの友達由美ちゃんの家に遊びに行くため、めいさんがろみ緒さんにそう言うと、「行ってくるぞい」あかりちゃんが嬉しそうに言いました。「俺も一緒に」と言いかけるろみ緒さんに、「いや大丈夫」と被せるように答えるめいさん。

そして、あかりちゃんをゆみちゃんの家に送り届けた後、自宅へ戻りながら「夫婦の事、友達に相談するのも良いのかな・・」めいさんはそう思い、

自宅に着くなりドアを開けて「出来れば早く離婚・・」
そう言いかけると同時に「パァッ!!」と何かの音が!!え・・何故にクラッカー!?

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
えっ!?一体何事!?これは何かの作戦なのでしょうか?

この記事をSHAREする