注文しない義母[5]冷静な義妹はいつも出前を希望
母親のことを恥ずかしいと言われて感情的になった夫に「もうアキナはうちに来なくていい!母さんのこと恥ずかしいなんて思うやつは連れて行かない!」と言われてしまいました。驚きましたが、正直そのほうがありがたい。「ミナトを連れて行きたくない。その考えに染まるのがイヤだし。」と私も伝えました。
それから夫は実家に行く時はひとりで行くようになりました。
ある日、夫の実家に夫の妹マリちゃんが息子を連れて遊びに来ている時に、夫も家族に会いにひとりで行きました。
義実家では・・・
夫は、私に言われた「マナー」の事をお義母さんとマリちゃんに話していました。「俺的には、母さんが奢ってくれるって言うから、がめつく頼んでるだけだと思うんだよ。」それを聞いて、「何も悪いことしてないし、食べたくないんだからねぇ。」とお義母さんも理解に苦しむ、という様子です。
「私も、そんな風に思われるなら一緒に外食はしたくないわ。食べられないのにあんなに頼むのどうかと思ってたのよ。」と、お義母さんがやりきれない感じで言うと、夫も「だよな~!もう外にゴハンなんて連れて行かなくていいから!」と強くお義母さんに同調しました。
母と兄の会話を黙って聞いていたマリちゃんは、「うちはうちってこと?」と冷静に聞きました。
「そうよ。うちはうち。うちにお嫁に来たんだからうちのルールはわかって欲しいけど・・・」とお義母さんが諦め加減に言うと、マリちゃんは「ねぇ」と確かめるように言いました。
「いつも私が外食じゃなくて出前がいいって言う理由分かってる?」と引き気味に言ったので、お義母さんも夫も「え?」驚いてしまいました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。