前回の話
自体錯誤で男尊女卑な「妻の5か条」を見せられ「こんなの無理だよ」と俯くカオリさんに「みずほさんだって頑張ってるんだから大丈夫!」とあっけらかんと言う婚約者の隆明さん。慌てたお父さんが「一度話し合おう」と言っても隆明さんは「これが我が家の伝統なので」と言って聞く耳を持ちません。すると、それまで黙って聞いていたお母さんが「待ちなさい!」と声を荒げました。
実母が嫁いびり義母になっていた[35]どの口が言ってるの?
「こんなの認めない!私は、こんな家に嫁がせるためにカオリを育てたんじゃない!!」お母さんは怒りに震えながら隆明さんに言いました。
そして「幸せにするために育てたのよ!?絶対こんな結婚させない!」と叫んだお母さん。
それを聞いたカオリさんは「お母さん・・・」と目に涙を浮かべます。すると、「はーっ・・・」と大きな溜息が聞こえました。
溜息をついたのは千恵伯母さんでした。続けて「どの口が言ってるの?あなた、それ・・・みずほちゃんの前でよく言えるわね」と呆れたように言いました。
千恵おばさんの言葉の意味が理解できず「え?」と困惑するお母さんに「だって、これおばちゃんがみずほにやってることじゃん・・・」と言ったよっちゃん。
「あなたも散々母にいびられてしんどかったんでしょう・・・でも、それはみずほちゃんをいじめる理由にならないのよ?」千恵伯母さんは諭すように言いました。
ようやく自分のしていたことを理解したお母さんは「あっ」と呟き青ざめました。
ママ広場マンガ「実母が嫁いびり義母になっていた」は毎日更新します。おたのしみに!
----------------
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi