妻の心得がしたためられた巻物を無言で見つめる実母が嫁いびり義母になっていた[31]|ママ広場マンガ

前回の話
婚約者の隆明さんとともに結婚の挨拶にと訪れた実家で、和気あいあいと話す中、ただ一人黙って座っていた義姉みずほさん。「みずほさんは本当に働きものですね~」とみずほさんを褒めた隆明さんが、「しっかり指導されていてうちの母も喜ぶと思います」と突然言い出し、「どういう意味だい?」と実父がたずねると、「実は・・」とバッグから巻物のようなものを取り出し、カオリさんも思わず驚いたのでした。

実母が嫁いびり義母になっていた[31]


突然バッグから巻物のようなものを取り出した隆明さん、「今日、こちらに挨拶に伺うにあたって、母から預かってきました」そう言って巻物を開きました。「それは?」お父さんがたずねると、「これは、代々伊藤家に伝わる妻の5か条です!」と言いました。

「えっ・・初めて聞いたんだけど(汗)」と驚くカオリさん。「今の時代、こういうのを嫌がるご家庭が多いと思うんですが・・みずほさんを見ていて安心しました」と言葉を続ける隆明さん。

「大丈夫、難しいものではありません」そう言って、妻の5か条とやらを読み上げました。「一、妻たるもの日が昇る前に起き家事をするべし」「一、妻たるものいつも夫を立て三歩下がるべし」

さらに「一、妻たるもの男児を最低二人は産まなくてはならない」「一、妻たるもの夫の実家に尽くすことが最大の幸せと心得よ」「一、妻たるもの姑を敬い必ず従うべし」

「な、ナニコレ・・」カオリさんが半ば呆れながら巻物を眺めていると、「・・・」お父さんとお母さんも黙ったままじっと巻物を見つめていました。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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