前回の話
大学生のレンと曖昧な関係が続いている社会人のミカは、レンからの連絡が来なくなって一カ月が経ちました。バスケサークルに行ってみても会えず、何度連絡をしても、連絡どころか既読にすらならない状況が続き、眠れない夜を過ごしていました。明け方になってもスマホの画面には一方的にレンに送った自分のメッセージだけ。レンに会えない淋しさと虚しさで大泣きしたミカが気づいた時には午前7時前、「会社・・行かなきゃ・・」寝不足と泣き腫らした赤い目で、ボーっとしながら自分を奮い立たせましたが、結局次の日も、その次の日もレンからの連絡はありませんでした。
献身女子とハリボテ王子[23-1]彼に会える!
「レンに会いたい。連絡が欲しい」とレンを思って大泣きした日から2週間が経った頃、「ピロンッ」仕事中のミカのスマホにメッセージが!
メッセージはアツシから。「ミカちゃん元気?今日、レンがバスケに来るって」「!!!」アツシのメッセージを見たミカは驚いて立ち上がり、「ありがとうございます!今日行きます!」とすぐに返信しました。
「レンに会える・・!」デスクの前に立ったまま「よしっ!」とガッツポーズをするミカ。一方、会社で打ち合わせ時間を調整していたアツシは、「・・・」すぐに送られて来たミカからのメッセージを見て複雑な気持ちになっていたのでした。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。