無実の罪が晴れて一件落着と安堵する夫。その裏で左遷された怒りを爆発させていた女。外面が良い夫の本性は不倫男だった【３３７】｜岡田ももえと申します

2024-11-18

岡田ももえ

前回の話
良し男さんを陥れようとセクハラとパワハラ疑惑をでっちあげた後輩女性ふり子さんでしたが、嘘の証言をしていたことが明らかになり会社から異動の処分を下されます。後日、ふり子さんの面談時の状況と処分の内容が良し男さんにも伝えられました。

外面がいい夫の本性について～外面の良い夫が不倫してました～【３３７】

「外面君」部長に呼びかけられ「はい」と答えながら身構える良し男さん。

部長が良し男さんに今回のふり子さんとの件について話します。「今回の件ですが、外面君の行動にも問題がありました」

「今後は責任ある行動をとってください」と言われ、良し男さんは「はい、大変申し訳ございません」と自分の行いを反省し謝罪しました。

面談が終了し会議室を出た良し男さんは、今回の件の決着がついたことをすみれさんに連絡をしようとスマホを取り出します。

スマホを見ながら、今回の件で最初に面談をした日にすみれさんから送られてきたメッセージを思い返す良し男さん。あの時、ふり子さんにプレゼントしたピアスについて自分からではなくすみれさんからだと咄嗟に嘘をついてしまったことについて、「嘘は家族の為だと思ってたけど、全部自分のためだった。すみれを巻き込んで本当にごめんね」とメッセージを送った良し男さんにすみれさんはこう返信していました。「わかった。良し男、実はね私も謝りたいと思ってた」

「私も言い方がきつくなったり、思いやる気持ちを忘れてた時があった。ごめんね。どんな事があっても」

「家族で乗り越えていこう」というすみれさんからのメッセージ。良し男さんは「すみれ、ありがとう」と心から感謝しました。

良し男さんとすみれさんの夫婦の絆が深まっていたその頃、異動させられたふり子さんは「あのアホ面、許せない」と良し男さんへの怒りを増幅させていました。