子どもの学習習慣がちっとも身に付かない、どうしたらいいんだろう?
そんな悩みについて、今回は、公立高校での教員経験もある、ANNIE.. GLOBAL EDUCATION取締役の小野田容子さまにお話を伺いました。
学習習慣を身に付けるには?
みなさまのお子さまは一日何時間勉強をしていますか?
もし、生活の中で子どもたちが自ら、学習習慣をつくって勉強してくれたらうれしいですよね。
学習塾で小学生や中学生を20年以上指導している経験から子どもたちに学習習慣をつけるのには、生活のなかでルールを決めてしまうことが大切だという事が分かりました。
ライフスタイルを確認する
まず、一日の中で「いつ」勉強するのが自分のライフスタイルに合っているのかを考えることです。部活やスポーツクラブなどに参加しているのか、夕食の時間などご家庭によって
さまざまな生活スタイルがある中で、帰宅後すぐ、が時間の確保がしやすいのか、お風呂の後すぐに勉強するのが能率的なのか、などです。
そのお子さまの生活リズムを考えて、一日の中での勉強タイムを決めることが大切です。
その際にはそのリズムに合うように「どのぐらいの時間」勉強するのか、も決めておきましょう。
どこで勉強するのが良いかを考える
その次に「どこで」勉強するのが良いか、と考えてみましょう。自分の部屋で、もしくはリビングでおうちの方と勉強するのが向いている子もいるかもしれません。もしくは、塾などの自習室利用を考えてもよいかもしれません。
何を勉強するのがいいかを考える
最後に「何を」勉強するのか、という事です。学校で与えられる宿題を優先的に行うことが多いと思いますが、「どのぐらいの時間」勉強するのかを決めてあるので、宿題の他に何をするのかを考えておくのも大切です。
子どもたちの多くは「何を勉強するのか」を選ぶことが難しく感じています。宿題がおわったら、何をするのかなかなか思いつきません。
保護者の方が問題集や通信教育などの教材を選んで、指南してもよいかと思います。または学習塾などに通塾している場合は、塾で使用する教材などがあると思いますので、学習塾の先生と相談しながら家庭学習の内容を決めていくのもよいかと思います。
子どもたちに学習習慣をつけてもらうにはまず、生活リズムの中に組み込むことが大切です。時間が来たら机に向かう、をルーティンにしてしまうには、それぞれの家庭、さらにはそれぞれの子どもによって最適な時間、場所があり、内容は初めのうちは保護者の方と一緒に考え、最終的には「何を勉強するのか」も自分で選べるようになってくると思います。
まずはじめの学習習慣は「かたち」から入っていただき、徐々に自分から「何を」勉強するのかを決められるようになると良いですね。
執筆者
小野田容子
ANNIE..GLOBAL EDUCATION 取締役。
学習塾や学童事業など様々な教育事業を行っていますが、主に英語スクールアニー アニーインターナショナルスクールを運営担当。
公立の高校での教員経験もあるため、英会話の視点だけではなく、日本における英語教育という観点から将来「使える英語」の習得を目指しています。
そのような観点から公立、私立中学、高校などの学校への英語カリキュラム提供なども行っています。
また系列会社の(株)Nの代表取締役も兼ね、企業や地方自治体へ外国人派遣を行っています。
ANNIE.. GLOBAL EDUCATION
http://www.nakazawa-juku.com/