前回の話
5歳娘のユリちゃんを家にひとり放置し、ユリちゃんのお友達ムギちゃんが発熱して困っていたムギちゃんママを助けていたと言って夜9時に帰って来た夫シンジさん。病院への送り迎え、ムギちゃんに付き添うママの代わりに数日分の買い物、そして連絡先交換もして「良いことをした」と得意げな夫に妻サクラさんはユリちゃんのことが心配ではなかったのかと怒りを感じました。その上シンジさんはムギちゃんママの代わりに買い物をした代金をムギちゃんママではなくサクラさんに請求したのでますます腹立たしく、他人の夫に頼り連絡先まで交換したムギちゃんママにも疑問を持ったのでした。
娘より他人の子を優先する夫[6-1]娘の友達の家を訪問する夫
よく朝、夫のスマホにまたムギちゃんママから連絡がありました。「熱下がったってさ。」御礼のメッセージのようで、「見る?」と聞かれましたが、見たいなどとは微塵も思いませんでした。無邪気なユリは「ムギちゃん保育園くる~?」と嬉しそうです。
スマホのメッセージを読みながら「今日は大事を取ってお休みみたいだからまだ会えないなあ」と答えた夫に「ムギちゃん、はやくよくなるといいねぇ」と、ひとりで放置されたのにお友達を思いやる優しいユリに癒されていた私の心を打ち砕く言葉が夫から発せられました。
「でさ、今日ムギちゃんちに寄ってから帰るわ。」
うちの夫は一体何を言っているの?まさかまた頼られた?
なぜ夫がムギちゃんの家に行かなければならないのか、全く理解できませんでした。
次のページ
----------------
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
2歳boy新米ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。