前回の話
恭子さんの義理の妹、恵さんは夫の修さんより8歳年下のおしゃれな美人さん。義家族のアイドル的存在でちやほやされて育ったためにワガママなお姫様状態です。初対面の恭子さんに面と向かって「こんなダサい人がお義姉さん?」と言ったり結婚式で恭子さんのウェディングドレス姿を見て「似合わない」と笑うなど失礼な態度でも義両親を始め夫までもが目を細めて可愛い恵さんを優しく諭す程度です。
義理の妹はわがまま放題[3-1]お手伝いさんじゃないんですけど
恵さんの「お姫様状態」は義実家に遊びに行くと特に浮き彫りになります。
「お義姉さん、紅茶が飲みたい~」ソファに寝そべった恵さんが、遊びに来ていた私に言いました。は?とイラっとしたけれど何も言い返せない私に代わって、さすがに夫も「それくらい自分で淹れろよ」と言ってくれました。
ところが恵さんは「だってぇ~今ネイルの途中なんだもんお願い~」と悪びれもせず、そしてこちらを向くことも無く言いました。それを聞いた夫がまさかの発言。「仕方ないな~。悪い、恭子、淹れてやってくんない?」
私の家じゃないのに。夫が淹れればいいのになぜ私?夫の言葉にもイライラしながらキッチンへ向かいました。
キッチンにいた義母に「すみませんお義母さん、恵さんが紅茶を飲みたいそうなんです。」と伝えると、義母は慌てて「恵がごめんなさいね、私が持って行くから座ってて」と言ってくれました。良かった、お義母さんの対応に少しすくわれて「すみませんお願いします」と言って戻りました。
ワガママに育っている恵さんはさておき、修平さんの「淹れてやって」にイラッとする恭子さんの気持ち、わかります!
次の話
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。