前回の話
母方の家に代々引き継がれている市松人形の「いちまさん」。マキさんにとっては、子どもの頃からちょっぴり怖い存在でした。マキさんは結婚し、しらばらくして娘のユカちゃんを出産しました。ある日、マキさんがお隣に回覧板を渡しに行って遅くなったため急いで自宅に戻ると、リビングにいるはずのユカちゃんがいなくなっていました。家中を探し回りますが見つかりません。床の間を勢いよく開けるとユカちゃんがいちまさんの前で眠っていました。ユカちゃんを起こすといちまさんとずっとお話をしていたから大丈夫だと言います。内容が気になったものの、ユカちゃんの夢だと思い気にしないことにしました。
うちの市松人形が見てる[6-1]第二子の出産
翌年に第二子ソウスケを出産。ユカにも弟ができました。
半年が経ち、我が家ではソウスケのお披露目会をすることになりました。
「がんばったね。マキおめでと~」と親友のミチコが労いの言葉をかけてに来てくれました。「えへへ、ありがとう!・・・あれ?知らない顔がいる。誰だろ?」
「ああ、渡辺さんだよ。娘さんはユカちゃんと同じ組だからだれか声掛けたかな?もう一組は・・・山本さんだっけ?私もあんま話したことない。」とミチコが教えてくれました。
次の話
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
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