前回のお話
娘のこはるちゃんの寝かしつけに奮闘する夫のいちろうさん、やっと眠ったかと思いきや、ベッドに寝かせると目を覚まして泣き出してしまい、その姿を見て思わず顔面蒼白に。気を取り直して再度寝かしつけをするも、やっぱり起きてしまい、妻のかおりさんに助けを求めたところ、赤ちゃんの背中には『背中スイッチ』があると教えてもらいました。
夫が育児をなめくさってる件[37]
「赤ちゃんの背中にはね・・あるんだよ・・背中スイッチが!」かおりさんに教えてもらったいちろうさんは「せ・・背中スイッチ・・?」と初めて聞く言葉に首を傾げました。そして、すかさず「マジ!?」とこはるちゃんの背中をチェック!!「いや、ないない!!比喩表現だから」かおりさんにツッコまれるいちろうさん。
すると「背中スイッチってのはね、寝かしつけた赤ちゃんをベッドに置いた瞬間、まるで背中に起動スイッチがあるかのように、泣き出しちゃう現象のことよ」とかおりさんに教えてもらいました。さらに「原因はいろいろあるみたいだけどね、抱っこと布団の温度差とか、体勢が変わるから、とか」とかおりさんは言葉を続けます。
「じゃ・・じゃあ、具体的にどうすればいいわけ?」いちろうさんがたずねると「『これをしたら絶対に寝る』なんて方法はないわ」とかおりさんは答えました。「なにそれ・・つまりアレじゃん。こはるを寝かしつけるのってさぁ・・」かおりさんの言葉に対していちろうさんが言葉を続けます。
「無理ゲーってことじゃんっ!!」驚きと絶望の表情をしながらいちろうさんはかおりさんに言いました。
赤ちゃんには『背中スイッチがある』とかおりさんに言われ、思わずこはるちゃんの背中にスイッチを探すいちろうさん、「いや比喩表現だから」とツッコむかおりさんが背中スイッチとは何かを教えてくれました。それを聞いたいちろうさんが「じゃ、じゃあ具体的にどうすればいいわけ?」とたずねると「これをしたら絶対に寝る!なんて方法はない」とキッパリ言い切るかおりさん、「それってつまり・・無理ゲーってことじゃん!!」いちろうさんは絶望の淵に立たされたような気がしました。
背中スイッチを真剣に探そうとするいちろうさん、なんとかこはるちゃんが気持ちよく眠れる状況を作っていただきたいです!
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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[編集コメント]ママ広場編集部
「寝かしつけは無理ゲー」と絶望するいちろうさん、かおりさんの言う通り、寝かしつけがどれほど過酷なのかを、ようやく少し実感したようですね。