前回の話
娘リコちゃんを連れて実家に帰り、とても充実した生活を送っているアズサさんはもう戻るつもりがなく、夫のカズヒデさんと一緒にリコちゃんを育てていく自信はありません。二人に会いにアズサさんの実家までやって来たカズヒデさんに気持ちを伝えると、カズヒデさんは「もっと手伝うから!」と、帰ってきてほしい気持ちを訴えました。
うちの夫[20-1]妻に対する自分の言葉を思い返す夫
アズサが夫にして欲しかったこと。それは家事育児の「手伝い」ではありませんでした。
「カズヒデに足りないのは父親としての自覚と、相手への思いやりだよ。」
予想外のことばに思わず「えっ」と声に出たカズヒデ。
「私が大変な時、何て言った?」そう言われ、あらためて思い返してみると
仕事と家事育児で手一杯のアズサに助けを求められた時、「自分のやるべき事」「いつまで人を頼るの?」「自分で何とかしようと思わないの?」「鬼嫁」などなど、全く他人事な言葉ばかり発していました。「私が仕事復帰する時、カズヒデに協力してもらわないと難しいって話したよね?」
「育児ができないなら、せめて自分の事は自分でしてって言ったよね?でもカズヒデは自分の生活が最優先だったじゃない。」カズヒデは呆然と聞いていました。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
2歳boy新米ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。