前回の話
自宅での娘ちゃんのお世話が始まり、思い描いていた理想のママとは程遠く現実は沐浴もままならなず部屋もぐちゃぐちゃで疲れ切った日々。すやすやお昼寝する娘ちゃんの横で少しだけのつもりで眠りについたしおさんは「ただいまー」というご主人の声でハッと目覚めます。この日初めてご主人の顔を見たしおさん、赤ちゃんのお世話中は生活リズムが異なるため夫婦すれ違いがちになっていました・・・。
出産よりも産後が辛い。[13]~新生児編~
日が経つごとに疲労も心労も溜まって体が辛くなっていたしおさん。
「たった2週間ちょっとで音をあげるなんてこんなんで育児やっていけるのかな・・・
夫だって毎日仕事頑張ってくれてるし頼るのは良くないよな・・・」
仕事から帰ってきてコンビニエンスストアで買ってきた夕食を食べるご主人を見ながら、辛いけれど頼れないと思うしおさん。
「あぁでも・・・一日だけでいいから6時間でいいからまとめてゆっくり寝たい・・・」
疲れ果て体が重いしおさんはどさりと布団に倒れ込みます。
すると・・・
「あっそういえばしお」
「はいっなんでしょうか・・・」
ご主人が話しかけてきました。
「今日から金土の夜中、俺が代わりにミルクやるよ。
そろそろ少し寝て休んだ方がいいだろうし」
ご主人からのまさかの提案に目が点になるしおさん。
「ええのぉぉぉぉぉぉ!?」
驚きと嬉しさでガバッと飛び起きたしおさん。
そう、夫はこういう優しい人だったと改めて思ったのでした。
続きます。
しお
令和4年10月長女出産。
はじめての育児にゆるーく奮闘中です。
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な、なんとー!こちらからお願いする前に自ら申し出てくれるなんて!これは嬉しいですね。ご主人、なんて素敵なのでしょうか・・・!
[ママ広場編集部]