[3]ずっと家にいさせてあげよう。閉ざして荒れた心を垣間見て実感。時の流れと離れて暮らす家族のこと[引っ越し編]

前回のお話

マーミーさん家の引っ越し準備を手伝いに来てくれたお母さんとお父さん、引っ越し準備を手伝いながら、おばちゃんとお世話をしているおばあちゃんの話になり・・介護の考え方の違いから「言い方が腹立つ!」とおばちゃんとケンカになったと聞いたマーミーさんは、介護がストレスになっている状況はとてもまずいんじゃないかと思い・・

時の流れと離れて暮らす家族のこと~引っ越し編~[3]




おばあちゃんの介護でお母さんとおばちゃんがケンカしたと聞いて、
「ばあちゃんより・・母さんたちの介護疲れの方が心配や・・」
と伝えるマーミーさん、

「もう、ショートステイとか利用した方がいいよ」
とお母さんに伝えたのですが、

「今回も、おばちゃんがずっとばあちゃん家に泊まってくれちょるし、
母さんも、そういうの利用した方がいいと思っちょる。でも・・」

おばあちゃんは持病があり、これまでも時々入院することがあったのです。
苦手なおかずも目をつぶってがんばって食べたりと、
入院中、辛くても心静かに淡々と耐える祖母だったのですが、

最近入院した時に・・

「もういぬー(帰る)!」
というおばあちゃんに、
「もうすぐ帰れるよー」
と伝えても
「たまろかー(耐えられない)!」

と、まるで人が変わってしまったかのように
凄まじく心を閉ざし荒れてしまったそうで・・

それからお母さんは
「もうずっと・・家にいさせてあげよう・・」
と考えるように。

それ以降、
「先生と看護師さんが家に来てくれるようにしたとよ」

そう話すお母さんの姿を見て、

自分も若くないのに・・
ばあちゃんの家で看取るつもりなのかな?
大変過ぎだよ、母さん・・

と考えるマーミーさん、
そんなマーミーさんの気もちを知ってか知らずか

「おかあさんとお父さんは、年取ったら施設がいいでーす!よろしく~」
(おれはまだまだ現役よー!!とお父さん)

そう言って、心配かけないよう、お母さんはいつも通り明るく振る舞うのでした。

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マーミー
著者マーミー、新一年生の長女こねたん、1歳の次女いもたん、夫おどやんの日常漫画だよ!

【第3回ママ広場コンテスト作品】

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おばあちゃんの介護はもちろん大切ですが、きっとたくさん無理しているであろう、お母さんの体調を心配するマーミーさんの気持ち、とっても良くわかります。
[ママ広場編集部]

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