長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟のママである和栗ぐりさんから、星にまつわるお話の最終話[3完]です。
なかなか寝ないみーちゃんとはーくんの泣き叫ぶ声に耐えきれず、何もできなくなってしまった和栗ぐりさん、すると、帰ってきたご主人が「今日は一緒に観に行こう」と誘ってくれ、家族全員で星を観に行くことに。みんなで見上げる星空に圧倒されながらも、みーちゃんとパパはいつも何を話しているんだろう?と思うのでした。
星を観に行きませんか。[3完]
なぜパパは星を観に行くんだろう?
そう考えていて、そうえいば、と思い当たることが、
不安定な産後の心と身体
よく泣く新生児
かんしゃくの激しい一歳児
慣れない二人育児
睡眠不足
正直に言って、私は元気がなかった。
メールで何度も「今日は遅い?」「何時になりそう?」と聞いたり、
みーちゃんがギャン泣きしたことなどを伝えたり・・
不器用なパパなりにできることを考えてくれたんだろうな、と気づきました。
そして・・あれから一年が過ぎて・・
ある日の保育園のお迎えの時のこと
「すみません!お迎えに来ました。」
そう言うと
「ママー!!」
トテトテと駆けて来るみーちゃんとはーくん!
「遅くなってごめんねぇ、帰ったらすぐごはんにしようか。」
そう言う私に
「あ!みて!」
とみーちゃんが指さしたのは・・
「ほし!」
「キレイだね~」
大きくなっても、変わらず私達を見守ってくれているのでした。
完
和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。
【第3回ママ広場コンテスト作品】
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きっと、これからうんと大きくなったとしても、みんなで見上げた星空は、心に深く刻まれた大切な思い出として残りそうですね。
[ママ広場編集部]