前編は主に乳歯の生え変わりのタイミングについてのお話でした。後編は思わぬトラブルが起きたときのアドバイスを中心に高谷秀雄歯科クリニック院長、高谷秀雄先生にお伺いしました。
[6]生え変わりの乳歯が痛いと言われた!
生え変わりの乳歯が虫歯になっていると、歯ぐきが膿んでくることがあります。
乳歯と永久歯の間に膿がたまっていると、永久歯の表面が菌にやられ生えてきたときに
形態異常や歯の表面が茶色い状態で生えてくることがあります。
グラつきだけでなく、腫れを伴う場合、早期に歯科医院受診をして下さい。
[7]乳歯の後ろや前から永久歯が生えてきたら?
永久歯がまっすぐ生えてこず、乳歯の前や後ろから異所萌出してきた場合、歯科医院の受診を強く勧めます。
放置していると歯並びが悪くなってしまう原因となってしまうため、早めに乳歯の抜歯を行えば、永久歯が自然と正しい位置に生えるようになります。

[8]反対側の乳歯は抜けたけど、逆側が抜けない!
片側の乳歯が抜けたのに、逆の歯が6か月以上経過しても抜けない場合、通常左右でほぼ同じタイミングで永久歯の交換が起こることが多く、何か原因があると考えます。
歯科医院を受診しレントゲン撮影をし、永久歯の状態を確認してもらいましょう。
[9]グラグラする時期が早い気がする・・・
乳歯は年齢にあわせ順番に生え変わります。個人差はありますが、早い段階で乳歯がグラついているとご両親が思った場合、乳歯が折れていたり、乳歯の中にばい菌が入り膿んでいるケースもあり、このケースもぜひ歯科医院にご相談ください。
[10]おわりに
小学校低学年くらいまでは、日頃からご両親による仕上げ磨きをおすすめします。口の中を日々観察することで、異常を見つけやすくなります。また異常を見つけた場合自己判断ではなく、歯科医院への相談が望ましいと考えます。
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