「握手して仲直りしましょう」担任の先生は幼児のケンカ扱い

理科準備室に閉じ込めたのではなく、たまたま建付けが悪かっただけと言う風見さんの言葉を聞いて、先生たちも設備上の問題として処理する方向に。さらに「私のことは嫌いになってもいいけど友達のことは嫌いにならないで」と言い出し、完全に風見さんのペースに。私はこの状況にモヤモヤが止まりませんでした。
すると、「牧野さん、風見さんのこと許してあげられないかな」またまた水原先生がそう言い出し、これ以上話し合っても無駄だと思ったのか、歩実が「もう、大丈夫です」と言うと、「牧野さん、本当にありがとう」と水原先生が嬉しそうに言いました。水原先生に肩を抱かれていた風見さんが手で顔を覆っていたかと思うと、チラリと顔を出してニヤッと笑うのを見て、「この子・・!」と確実に嘘をついていたのだと確信しました。

「よかった。牧野さんっも許してくれるのね。じゃあ2人握手して仲直りしましょう」水原先生が笑顔でそう言うと、「ちょっと待ってください。これは単なる仲違いではない。いじめの問題です」博之がそう言って話を遮ると、「はぁ!?りりなは何もしてないんですけど。変な言いがかりはやめてもらえます!?」と風見さんのお母さんが強い口調で言いました。

「そうですね。風見さんはテストの件を愚痴り、その友達が牧野さんに嫌がらせをした。これは間違ったことなで今後、きちんと学校で指導していきます」学年主任の先生はそう言うと、「きっかけは風見さんの一言ですが、牧野さんは許すと言ってくれました。私は子ども達の成長を信じます。見守っていただけませんか」と私たちに呼びかけるように言いました。

すると、「風見さん、牧野さん、握手して仲直りしましょう」と言い出す水原先生の言葉に、「この先生、握手したら解決だと思っているのかしら・・幼児じゃなるまいし」と心の中で呟きました。

そして、
「はい。これでもう2人は大丈夫ね」水原先生がそう言うと、「牧野さん、本当にごめんなさい」と水原先生の隣で謝る風見さんに、「風見は生徒会長でもあるんだ。そのア立場を忘れるなよ」学年主任の先生が言うと、「はい、わかりました!」と元気いっぱいに挨拶しました。そのやりとりを見た風見さんの母さんは、もういいでしょうか?早く仕事に戻りたいんですけど」としかめっ面で言う風見さんのお母さん、その様子を見て「学校の事勿れ主義と優等生の演技、茶番じゃないこんなの!」今回の話し合いは私たちにとって、何も意味がないことがわかりました。
「友達がいろいろやった」と決して軸をブラさない風見さんは、先生たちを完全に自分のペースに巻き込み、ついには「風見さんのこと許してあげられないかな」と歩実さん側の訴えも通らないまま。歩実さんは「もう大丈夫」だと答えたものの、泣いているふりをしてニヤリと笑う風見さんの根性の悪さ、学年主任の先生に「見守っていただけませんか」と言われて、すごすご引き下がっている場合ではなさそうですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん
人生2回目なの?と思うようなしっかり者の長女けいと、のんびりマイペースな長男ひかと、優しい夫との日々を描いてます!
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

握手して仲直り?は?
担任も泣いて被害者ぶって責任逃れ、加害者の優等生は嘘泣きでこっちも被害者面して。
何よりこんな茶番で収めようとする学校側が最悪過ぎる。
あてにならないからもう警察に相談したほうがいいかも。
落書きや破かれた教科書とか写真に撮るとか証拠をとっておかなかったのかな?そういうの見せれば悪質なのわかるじゃん。
なんかリアリティのない話。