[19]優等生の裏の顔|因果応報。いじめた子の両親によって公表された模範生とは程遠い実態

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前回のお話

中学生の時、同じクラスの風間さんよりも良い成績を取ったことがきっかけで陰湿ないじめを受けるようになった歩実さん。教科書やノートへのひどい落書きを見た母の美沙さんが気づいて夫博之さんとともに学校へ相談し話し合いの機会を設けましたが、優等生として先生からの信頼のある風間さんがいじめをしていることを学校側はまともに取り合ってくれませんでした。風間さんは自分だとわからないように人を使っていじめを続けていましたが、高校生になるとそれぞれの勉強が忙しくなって目立ったトラブルはないように見えていました。いよいよ大学受験を控えたある日、有名大学への指定公推薦がほぼ確定していたはずの風間さんが推薦取消しされたことが分かりました。純粋に驚く歩実さんでしたが、美沙さんと博之さんにはなぜかわかっていました。2人は親がしっかりと娘を守ろうと心に決めた時から、弁護士に相談したうえでイジメの証拠集めをしていたのでした。そしてそれを文書にまとめ、証拠の写真や音声とともに高校と教育委員会へ送っていたのです。

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娘の他にもいじめたり、素行が悪かった優等生

弁護士の先生のアドバイスを受けた博之と私は、歩実がされた数々のいじめを日記形式でまとめていました。さらにいろいろな情報を集めてくれたのは夫が歩実に「お守り」としてプレゼントしていた猫のキーホルダーでした。ぬいぐるみ型のキーホルダーの中に、ボイスレコーダーを仕込んでいたので、学校での生徒たちの会話が筒抜けでした。

歩実が寝てから2人でデータを取り出すのは少し大変でしたが、ボイスレコーダーのおかげで色々なことが分かりました。歩実が知らない間に、教室内で話す風間さんの声もしっかり録音されていて、球技大会の時に歩の頭にボールが当たる事故の真実が分かったのです。

高校に入学してからはいじめも落ち着いたように見えましたが、3年生で風間さんと同じクラスになったのでまたボイスレコーダーを起動させてみると、指定校推薦への応募が風間さんだけだった理由が録音されていました。風間さんは、自分よりも成績の良い子に応募を取り下げるよう圧をかけていました。噂ではカナちゃんから聞いていましたが、その証拠がしっかりとれていたのです。

さらに、私は優等生として有名なはずの風間さんの素行の悪さに唖然としました。校内報でも素晴らしい生徒として紹介されるほどの風間さんですが、裏ではネットを通じて知り合った男性とデートをし、物を買ってもらうといういわゆるパパ活をしていたのですから。

歩実をいじめているのに周りの大人たちを騙して優等生として君臨する風間さんが許せず、推薦を受けるにふさわしいかの調査書を作成するつもりでいましたが、証拠を集めているうちに風間さんは歩実以外にもいじめている子がいたり、学校以外の場所での素行にかなり問題があることが分かり、私はそれらも含めて文書を作成したのです。指定公推薦の取り消しは、私たちにとっては思った通りの結果でした。

中学生の時から学校内では優等生を演じながら、影では悪行を繰り返していた風間さん。とうとう天罰が下りましたが、これが因果応報と風間さん自身が思うかどうかはわかりませんね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん
人生2回目なの?と思うようなしっかり者の長女けいと、のんびりマイペースな長男ひかと、優しい夫との日々を描いてます!

最新のコメント
  • ぐら より

    長い年月をかけたのね…

  • 匿名 より

    周りの子達も同罪だよ。なんでりりなに取り入ろうとするんだろ。推薦取り消しだけじゃおさまらん!!

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