「学校も先生もあの子寄り」学校の対応を分析

歩実の制服とカバンを届けてくれたカナちゃんを送るため、一緒に車に乗ると、歩実にボールをぶつけた桜庭君は、風見さんに頼まれてやったと教えてくれ、歩実が心配に。「今までもたまにあったの」と平然という歩実を見て、「いじめは終わってなかった」と唇を噛みしめました。
夜、その話を博之にすると、「反省どころか性懲りもなく・・」と言う博之に、「もう一度、学校に連絡する?」とたずねると、「いや、学校が今いじめを認めるとは思えない。スポーツ中のケガなんだ。故意だっていう証明は難しいだろう」博之が冷静に言い、「そうよね」と私も同意しました。

「それに、今いじめを証明したって、あの先生の様子じゃまた握手をさせられて終わりだろう。風見って子だって、反省したふりするだけ。本人にはノーダメージだ」博之の言葉を聞いて、風見さんが歩実をバカにしたようにからかう姿が浮かび無言になる私。

「ああいうタイプの子だ。自分を賢いと思って好き勝手やってるんだろう」そう言う博之に、「学校も先生も、どちらかというとあの子寄りみたいだしね」私がそう言うと、「地味な生徒より、部活動や生徒会で活躍している子びいきなんだろ、よくあることだ」博之が言いました。

「でも、人生は中学校で終わるわけじゃない、ずっと続くんだ。他人から恨まれるっていうこと、自分がやったことが返ってくるってことを学ばせないとな」博之の言葉に続けて「お守りも、あるものね」と歩実にプレゼントしたキーホルダーを差し出す私に、

「こっちだって同じ轍を踏むようなことはしない。大人の戦い方、見せてやる」そう言うと、博之はキーホルダーの中から何かを取り出しました。
友達に嫌がらせさせるどころか、彼の桜庭君にボールをぶつけさせたりと、いつも自分の手は汚さず人の手を使う風見さん。歩実ちゃんへのいじめを思うと、居ても立っても居られない美沙さんと博之さん。猫のキーホルダーから何かを取り出して「大人の戦い方、見せてやる」と呟く姿、どんな風に戦うのか興味津々です。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん
人生2回目なの?と思うようなしっかり者の長女けいと、のんびりマイペースな長男ひかと、優しい夫との日々を描いてます!
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お父さんかっこいいぞ!!
女を守ってあげて!!
お父さん、がんばれ!
優等生ぶるアホに、世の中の厳しさを教えてやって!!