
放置は厳禁!合併症のリスク
溶連菌感染症で最も気を付けなければならないのは、「症状が治まったからといって、治療を途中でやめてはいけない」ということです。溶連菌を体内に残したまま放置すると、数週間後に以下のような恐ろしい合併症を引き起こすリスクがあります。
●急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)
感染から1〜2週間後に発症することがある腎臓の病気です。血尿が出たり、顔や手足がむくんだり、高血圧になったりします。子どもに多いですが、大人でも発症することがあります。
●リウマチ熱
感染から数週間後に、心臓の弁や関節、神経などに炎症を起こす病気です。発熱や関節痛が起こり、重症化すると心臓に後遺症(心臓弁膜症など)を残す恐れがあります。
●劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)
近年、ニュースなどでも取り上げられることが多い、いわゆる「人食いバクテリア」と呼ばれる非常に恐ろしい感染症です。主に30歳以上の大人に多く見られ、手足の痛みや腫れから始まり、数十時間という短時間で急速に多臓器不全などを引き起こします。致死率は約30%と非常に高く、極めて危険な状態に陥ります。
治療と予防のポイント
溶連菌感染症は細菌による感染症であるため、治療には「抗生物質(抗菌薬)」が処方されます。抗生物質を飲み始めると、通常1~2日で熱が下がり、喉の痛みも和らぎます。しかし、ここで絶対に薬をやめてはいけません。症状が消えても体の中にはまだ菌が潜んでおり、先ほどの合併症(急性糸球体腎炎やリウマチ熱など)を防ぐには、菌を完全に退治する必要があります。そのため、医師から指示された期間、必ず抗生物質を最後まで飲み切ることが最も重要です。
溶連菌に対するワクチンは今現在ないため、日ごろからの基本的な感染対策が予防となります。
○手洗い・うがいの徹底(帰宅時や食事の前など)
○タオルの共有を避ける
○マスクの着用
などをしっかり実践することが大切です。
まとめ
溶連菌感染症は、風邪と似ている症状から、なんとなくいつも通り対処していると対応が遅れ、余計に体に負担がくる病気です。この内容をここまで読んでくださった方なら、発疹やイチゴ舌、咳や鼻水は出にくい、ひどい場合は手足の痛みや腫れが起きるなどといった、普通の風邪とは違う特徴があるという事を知って頂けたことでしょう。お子さんが熱が出た時は、舌のチェックをすることや、体の皮膚のチェックなどもしてみてください。この記事が、少しでも早い気付きと適切な対処の参考になれば幸いです。
※記事作成時に生成AIを一部使用しています。
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