実用英語検定試験や資格試験などのライティング対策は?
最近の資格試験では、読解力、論理的思考力、表現力などが求められる傾向にあります。つまり、「言いたいことがしっかりと相手に伝わるか」がカギになります。
「英語の文章が書けない。」「ライティングが苦手。」という子でも、実はその理由は下記の通りさまざまです。
・単語力が不足している
・英文の構造自体がわかっていない
・表現力が足りない
・論理的に文章自体を組み立てられない
・英語そのものではなく、時事問題などの知識が足りていない
ここでは、言いたいことはあるし単語も書けるけれど、それを英語の文章にすることができない!という2つ目のケースを取り上げます。
このタイプの子は、英単語を正確に書けて論理的思考もある程度備わっているのに、英文法のルールがあやふやなことが多いです。これは、文法パターンを覚えることでグンと伸びる傾向があります。
具体的な学習方法としては、英検などでよく出る短い文章を、パターンで覚えていきましょう。例えば、前置詞(at, in, onなど)があやふやな場合は、前置詞を使っている文章を中心に英文を毎日少しずつ書いてみる、など。最初は英文を真似しつつ、次は日本語で書かれたものを英語に直してみましょう。これは、受験勉強にも大変効果的な学習方法です。文章を構造ごと覚えることで、文章を書く土台がしっかりします。
一方で、構造ごとに覚えるというのが合わない場合、毎日書きたい内容を日記にして、アウトプットする機会を増やしましょう。そして、どうしても言いたいことが言えなかった部分だけを取り上げ、辞書などで調べて書くようにしてもよいですね。最初から、全部完璧に書くことにこだわらないように、少しずつステップアップしていきましょう。
また、日ごろから英語の文章を読んで、英語に触れておくだけで自然と文の構成に慣れていきます。
最後に
英語の読み書きに苦手意識を持つ子に必要なのは、焦らず、一歩ずつ、「わかる!」「書ける!」の小さな成功体験を積み重ねていくことです。これが自信につながります。子どもの発達段階や個性にあわせて、それぞれのペースに寄り添いながら英語を一緒に楽しんでみてくださいね。
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