［９］嫁に泣かされた話｜「料理は母さんが作った方が助かる」息子の自分勝手な理由で私の時間が奪われる

母さんが作った料理が食べたい息子

アミちゃんが出掛けたまま帰って来ないので、仕方なくショウとコウくんの夕飯を準備すると、目を輝かせて「わ～うまそう！」と感動するショウ。「おいしいな！」とコウくんと一緒にもぐもぐ食べ始めました。

私が作った料理を息子と孫が喜んで食べている姿を見たら、つい、かわいいと目を細めてしまいましたが、ハッと我に返って「ショウ、昨日話したルール、１日目から守れてないんだけど？」と伝えました。

すると苦笑いのショウが「あーごめん。でもアミさぁ、料理とか苦手みたいでさ～。」と言いました。「母さんが作ってくれた方が助かるんだよね～、おいしいしさ。」と図々しく言ってきたのです。今まで何を食べてたのよ！？朝も昼も、ご飯どうしてたの！？特にコウくんのごはんは栄養を考えないとなのに！いろいろな思いが駆け巡りました。

「でもね。料理も練習すると上手くなってくるし」と言うと、「じゃ、母さんが教えてやってよ」と当然のように言うショウに「いや、あなたが自分で料理してもいいのよ？」と伝えました。

「えーオレ、母さんの料理食べたいし。ご飯は母さんが準備するってどう？後片付けは俺がするから。」ショウは、さも良い提案をしているかのように言いました。自分でするという選択肢のない息子。育て方、間違ったかしら。ルールを守って欲しい気持ちはありましたが、ショウや、ショウのとなりで「おいちぃ」とご飯をモリモリ食べているコウくんを見ていたら、このまま頑なにルールを優先してご飯をアミちゃんに任せると、健康の方が心配になってきてしまいました。

確かにコウくんの食事と考えるとヨシコさんの手作り料理に頼りたい気持ちはわかりますが、それではショウさんとあみちゃんの思うつぼのような。この同居は「お試し」なので、今のうちにしっかり話し合った方が良さそうですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。