お互い距離を保って暮らしたいのに。

家のルールを発表したものの、一つ一つになんだか不満そうなアミちゃんにこっちが不安になります。「あのね。私にも私の生活があるの。同居までは許したけど、お互い距離を保って暮らしたいのよ。」と、願うような気持で伝えると、アミちゃんは元気よく「わっかりました~大丈夫です!」と笑顔。ホッとしました。

最初が肝心と言えば、忘れてならないのが息子ショウです。「ショウも、お母さんが何でもしてくれるって思わないでね。」とくぎを刺しました。「甘えずにアミちゃんと協力して暮らすのよ。」ジロリと見ると、「はいはい、わかってるって」とあきらめたように答えました。

楽しそうな3人を見て、本当に分っているのかしら。不安しかないわ。と、ひそかに思うのでした。

翌朝。いつものタイミングで朝食を食べていると、ショウが起きてきました。さっそく「腹減った。なんかある?」と言うので、「え?」と思ったものの、つい「お味噌汁とご飯と納豆とかなら。」と答えてしまいました。

ショウは実家だからと気を抜いているのか「じゃ、それでいいや。」と言った後「あっ目玉焼きも作って!」とさりげなくお願いしてくるので「自分で作りなさいよ約束でしょ?」と言うと「母さんの焼き加減のが食べたいんだって~」と調子のいいことを言ってきました。息子に甘いのは認めます。やれやれと作ってしまいました。
同居翌朝にさっそく約束が守られない空気が漂っていますね。せっかく作ったルールですから、みんなが気持ちよく過ごせるためにちゃんと守らなくちゃですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。
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