[15]嫁に泣かされた話|ストレスに耐えられず同居解消を提案すると「俺たちは快適だけど?」

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前回のお話

嫁のアミさんから同居を強く希望され、押し切られる形で息子ショウさん、嫁アミさん、3歳の孫コウくんとの半年間のお試し同居が決まったヨシコさん。息子家族とは適度な距離を保って自分の時間も大切にしたいと考えるヨシコさんですが、アミさんの口ぶりからは家事育児をやってもらう気満々なことが見え隠れしていてヨシコさんは不安を感じながらの同居スタートでした。初めに育児や料理、掃除など基本的には自分たちのことは自分でするという同居のルールを伝え、ショウさんとアミさんも同意したはずでしたが、いざ同居が始まるとルールはほとんど守られず、ヨシコさんは料理やコウくんのお世話を押しつけられる毎日。ある日ヨシコさんが外出から帰ってくると、家にはアミさんの友達親子が遊びに来ていて何も知らなかったヨシコさんは驚きます。「友達が来るときは教えて欲しい」とお願いすると、アミさんは「お義母さんってデリケートなんですね」と面倒くさそうに言いました。また、ヨシコさんが作った夕食を「お腹いっぱいで」とほとんど手を付けずに残したかと思えば、ショウさんが帰宅すると「お腹が空いたから」と言って2人でラーメンを食べに行くと言い、寝ているコウくんの見守りを当たり前のようにヨシコさんに頼んで出かけてしまいました。すぐに帰ると言って出かけたショウさんとアミさんは結局深夜まで帰って来ず、ヨシコさんはコウくんのベッドの横で見守りながらうとうと眠ってしまいました。

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「俺たちは快適だけど?」同居でストレスを感じているのは私だけ

同居が始まってから息子夫婦に振り回されてばかりです。この日は私が用意した夕食を食べずに突然2人でラーメンを食べに行くと言い出し、寝ているコウくんの見守りを頼まれました。すぐに帰ると言っていたのにショウとアミちゃんはなかなか帰って来ず、私はコウくんのベッドの横でうたた寝してしまいました。

2人が帰ってきたのは深夜でした。ショウはうたた寝していた私を起こすと、「遅くなってごめん」の一言もなく、「ありがと、ありがと。自分の部屋戻って」と私を追いたてました。

翌朝。ほとんどベッドで寝られなかった私は疲れが取れないまま朝食を準備しました。しばらくして息子家族が起きてきました。ショウはテーブルに並んだ朝食を見て「うわ。朝から重くない?このごはん」と不満を口にしました。

私は腹立たしさを感じ「昨日の残りよ。これしかない」と真顔でショウの文句を跳ねのけました。すると、イライラしている私に気付いているのかいないのか・・アミちゃんは「昨日ラーメン食べちゃって。少しむくんでいるので、ごはんならパスしまーす!」と平然と言い、「俺は食べるよ」とショウ。

ショウもアミちゃんも私の気持ちなど全く考えてくれない・・。「ショウ。申し訳ないけど、私、あなた達と同居するの疲れちゃうの。毎日のごはんを考えるのも。コウくんのお世話も何かあったら責任取れないし、同居解消考えてくれないかしら?」私は正直な気持ちを伝え、同居を解消したいと申し出ました。

すると、ショウが「え~。俺たちは快適だけど?」とさらり。「そりゃ、あなた達はご飯もできて、子守する人も増えて、掃除もそこまでしなくていいから楽でしょうよ?」私は思わず嫌味っぽく言ってしまいました。

すぐに帰ると言ってヨシコさんにコウくんの見守りを頼んで外出したショウさんとアミさんでしたが、2人が帰宅したのは深夜でした。ヨシコさんは2人が帰ってくるまでずっとショウくんのベッドの横で座っていたため朝になっても疲れが取れず、重い体を引きずって朝食を作りました。しかし、ヨシコさんが用意した朝ご飯を見てショウさんは「朝から重くない?」と文句を言い、アミさんは「少しむくんでいるのでパスしまーす!」とあっさり拒否。これまでずっと我慢していたヨシコさんですが、とうとう「あなた達と同居するの疲れちゃうの。同居解消考えてくれないかしら?」と正直な気持ちを伝えました。すると、ショウさんは「え~。俺たちは快適だけど?」とヨシコさんの負担を全く考えていない一言。ヨシコさんは思わず「そりゃ、あなた達は楽でしょうよ?」と嫌味が口に出てしまいます。
ショウさん達はヨシコさんを振り回しているという自覚がないのでしょうか。息子夫婦だけが恩恵を受けてヨシコさんだけが我慢する同居生活はおかしいですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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