朝食も夕飯も結局押し付けられる義母

ショウとコウくんが夕飯を食べていると、やっとアミちゃんが帰ってきました。食卓を見るなり「あれ?なにお義母さんのごはん?えっいいな~」と目を輝かせました。嫌な予感。「私も食べたい!ひとくちひとくち」とショウに言いました。

そして「おいし~。お義母さん、美味しい~」とわざとらしく感動してみせました。「あ、ありがとう。」私はもう苦笑いしか出てきませんでした。ショウがすかさず「これから母さんに料理してもらえないか交渉してる」なんて言うから。

アミちゃんはさらにキラキラした顔で「ショウ!ナイスじゃーん。」と言うや否や「お義母さんの料理、私も食べたいです!」と迫ってきました。「そんな凝ったもの作れないし。」と言っても、こういう時のアミちゃんの押しの強さと言ったら。「材料とか私達買ってくるんで!」と、またいつもの『お願い』交渉が始まりました。

「でも」と躊躇する私に「私が料理上手になるまででいいんで!!料理教えてください!」と言うのですが、それいつになるの?上手になる気がしないのですが。「でも」と言いかけた私を遮って「お願いします。」とアミちゃんはもう決まったことのように言いました。

翌朝。起きてきたショウたちは、朝ご飯ができているととても喜んでいました。アミちゃんなんて、「私、ちょっと固い目玉焼きがいいです!」と、ちゃっかり好みまで。やれやれ。結局やってあげてしまう私です。
とうとう朝食も夕飯も、ヨシコさんの担当になってしまいました。食材を買ってきて、後片付けをすると言ったショウさんとアミさんですが、そんな約束は本当に守られるのか怪しいものです。ダメ!嫌!と断るとコウくんの食事はどうなってしまうのだろうというお祖母ちゃんとしての心配はわかりますが、このままではアミちゃんの料理は決して上達しませんよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。
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