もう懐かしいとしかいえないのですが、ヤマハ音楽教室、春の開講クラスのキャンペーンが始まりましたね!広告やCMを見て、娘がエレクトーンを習い始めたころのことを思い出しました。
うちの小4娘もこの『体験レッスン』からエレクトーン生活が始まりました。
今では発表会で入賞したりしていますが、実は習い始めたときは、思い描いていたような「楽しいレッスン」ではなく、とっても多くの苦労がありました^^;
先生「出席を取りますね~!○○(娘)ちゃん」
娘(当時年中)「・・・・・・・・・はい・・・・(虫のような声)」
先生「さぁ、この歌を歌って元気よく始めよ~!」
娘(当時年中)「ぼそぼそぼそ・・・(かすかに歌っぽい声が漏れ聞こえる程度)」
先生「お母さんと向かい合って、タッチしながら歌おう!」
娘(当時年中)「えー・・・(どよーんとしながら、タッチもやる気ゼロ)」
先生「ハイ、前に出てきて先生のエレクトーンで弾いてみて~」
娘(当時年中)「行かない・・・(断固拒否)」
私・・・「ちゃんと大きく声だして~!返事くらいして~!前に行くだけでもいいから行って~!少しはやる気だして~!」(心の叫び)
けれども、家での練習(CD聞く、DVD見る、弾く)はしっかりやる娘。
いつも練習の成果をみんなの前で弾くのですが、相変わらず前に出て先生のエレクトーンでは弾かない娘。
グループレッスンで一緒のお友達は全員前に行って弾いてるのに・・・
そんなこんなで、約半年を過ごしつつ、私も焦りはじめました。
私「ちゃんと前に行って弾かないと、せっかく練習したのに、それを先生に見てもらえないよ!」
娘「イヤなんだもん」
それのみ・・・。
先生に相談すると、
「いつか出来るので大丈夫。それに、ちゃんと弾けてることは分かってますから」
と、心強いお言葉です。
が、やはり前に行かないし、歌わないのが気になってしょうがない!!
少しずつ難しい課題が出てくるようになった冬頃、たまには前に出て弾けるようになってはきましたが、やはり出たがらない娘。
ですが、あるきっかけが。
グループレッスンのお友達も難しいと言って、なかなか弾けない曲があり、それを娘が少しだけ上手に弾けるようになっていたのです。
ですが案の定、前に出て弾くのはイヤ。
前に出て弾かないと、「できたシール」がもらえないのですが、もらえないままにレッスン時間が終わってしまったのです。
終了後、娘に再度問いただしてしまいました。
私「なんで弾けるのに弾かないの!?イヤとかじゃなく、勇気がないだけやん!!恥ずかしいなんて、いつまで言ってんの!?今出来ていることを先生に見てもらって、次もっとできることを増やそうよ!今のままだと、今出来ることすら先生が分からないから、今の曲をずーっと弾いて、次の曲が弾けないよ!?ずっとこのページで立ち止まってていいの!?」
(あーーー・・・言い過ぎたーーーーーーーーー(猛省))
娘「え?ずっとこの曲ばっかりやるの?次のことはできないの??それはイヤだ!!」
(え??響いてる!?)
私「じゃぁ、どうするの!?」
(冷静になれないーーーー)
娘「・・・。先生に見てもらいに行く!」
…え??
レッスン終わりましたけど??
先生、次のレッスンに入られましたけど???
私「先生、このあと2つのレッスンしているらしくて、2時間くらい待たないと会えないよ?」
娘「待つわ。」
え??
待つの??
2時間も!??
私「次のレッスンのときに聞いてもらったら良いし、今日は先生忙しいから次回にしようよ!」
娘「イヤだ。だって、次の曲の宿題できないんでしょ?じゃぁ、今日聞いてもらわないと次にいけないもん!!」
・・・ということで、待つことにしました・・・。
待つこと1時間。
1つのグループレッスンが終了し、レッスン生が入れ替わるときを狙って、先生にご相談してみました。
娘「今日、前で弾けなかったけど、弾きたいので聞いてほしいです」
と、娘が先生に直接伝えます。
(私も先生も、びっくりするくらいの驚き度合い!!)
先生は、目をうるませながら、
「聞くに決まってるやん!!さぁ、弾いて!!」
そして、堂々と弾いた娘。
シールをもらって、先生から溢れるばかりの褒め言葉をもらって、岐路につきました。
その後からは、自信がついてきたのか、前に出ることは多少は嫌がるものの
私が「勇気!」と、言うだけで、遅れてでも前に出て弾いたり歌ったりできるようになりました。
そして3年目には、誰よりも負けたくないという気持ちで、難しい曲にチャレンジしたり、発表会でも入賞を目指したり・・・いつの間にか逞しく育ってくれました。
今年でヤマハ歴7年目となりますが、娘は今でも先生に当時のことを言われます(笑)
先生「○○ちゃんでも、最初は大変だったのよ~!けど、こんなに堂々と演奏できる子になるから、大丈夫!!」
と、小さい子に言ったりしてくれます笑
先生いわく、レッスンの様子が大変でも、家での練習がしっかり出来ていたり、レッスンをちゃんと受けに来る子はちゃんと音が身についているそうです。
私も親子のかかわり方、子どもの接し方にすごく悩みつつ、乗り越えたときの達成感というか充実感は計り知れませんでした。
こういうところでも、ヤマハに通ってよかったな~と感じます。
小学5年生になると、お勉強なども忙しくなり、どこまで続けられるか分かりませんが娘が続けたいという限りは応援したいなと思います。