ヤマハの秋といえば、ヤマハアンサンブルコンテストです。
小4娘(ヤマハ歴6年目)は小1から出場しており、今回で4回目の出場となります。
4年生3人、5年生1人のグループなので、今年からは高学年の部で出ることになります。
高学年の部ともなると、ヤマハ歴6年以上の小学生たちが出場するので、演奏レベルも高いです。
出場したチームは小学生低学年の部:17組、高学年の部:15組、中学生の部:5組、高校生・一般の部:4組という構成でした。
高学年にもなると、ヤマハを辞めてしまう子も多いと思っていましたが、思いのほかたくさんの子どもたちがヤマハを続けていることが分かります。
アンサンブルは、エレクトーンで各子どもが様々な楽器を担当し、合奏しています。
リズムはエレクトーンで作られているグループもあれば、ドラムを使っているグループもあり、どちらにせよ、皆が音をよく聞いて合わせようとしなければ、音楽が成り立たないので、一人一人が気を抜けないというのもアンサンブルならではの難しさなのかもしれません。
小4娘のチームは比較的演奏が好きな子が集まっていることもあり、先生が難易度高めの楽譜を準備してくれました。
16分音符をきっちり感じることができないと成り立たないような音楽です。
ベース担当の子とメロディーラインの子が、1拍の中で16分音符を交互に弾きあう場面が多く、カッコいいのですが少しでもズレてしまうと曲が崩壊してしまいます^^;
子どもたちも「ギャー!!よく分からんけど、合ってない気がするー!!」
と、迷宮に入りながら悪戦苦闘!
一人一人での練習ではリズムよく弾けていても、4人で合わせるとずれてしまうという、本当に気の抜けない4分間をどれだけ合わせていけるか?どれだけそれぞれの音を聞けるか?という練習が続けられました。
もちろん、一生懸命すぎて余裕のない演奏だと、聞いている側も緊張するのと、やはり音楽の醍醐味である「音を楽しむ」ということが表現できないので、演奏に集中しつつ、表現力も大切でした。
一人で演奏するなら、気持ちよさそうに体を動かすことで表現できたりしますが、4人で「楽しさを共有する」ことも大切になります。
4人がそれぞれ見せ場(ソロ)を持っているので、その見せ場を弾いているときはその子を引き立てるように目を向けたり、見せ場を次の子に引き継ぐときは次の子に受け渡すような仕草を入れてあげたり、同じメロディを二人で弾くときは、弾く相手とアイコンタクトしながら同じ体の動きで強弱を共有したり・・・そうするだけでも、一人だけで音楽をつくっている訳ではないんだ・・・という実感が、子どもたちにも出てくる様子が見ていて分かりました。
もちろん最初は、「なんか、恥ずかしいなー」と言いながら、お見合い初日のような作り笑顔だったそうですが・・・^^;
まだ小学生なので、本番が近づくと親も練習を見学させてもらえました。
そこで、だれが、どこを、どういう風にしっかり自主練してこれば良いかを先生が指摘してくれるので、そこを家で練習します。
帰りの車中で、今日の課題を一緒に歌いながら帰るだけでも、リズムの勉強になるので、みんなやっていました^^
そうして、本番。
本番前は、「思いっきり楽しんで演奏しよな~♪」
と、細かいことよりも、本番に緊張せずいつもの力が発揮できるように、子どもたちが声をかけ合います。
なんとも頼もしい姿!!
がっ、たぶん緊張しているのは子供よりも親!
ドキドキしながらカメラを手に、祈るような気持ちで見守りましたが、本当に楽しそうに、いつも以上のパフォーマンスができていました。
もう、感動~!!
4~5歳のころから、グループレッスンで楽しんでいた子どもたちが、とても立派に演奏している姿は、本当にうれしいものです。
結果は、「努力賞」受賞!!
努力賞3組、奨励賞1組、優秀賞1組という結果でした。
優秀賞は代表として次の大会に出場しますが、高学年の部1年目でいただけたのは、子どもたちもとても自信に繋がっていました。
表彰式での子どもたちが、恥ずかしそうにしながらも、うれしさが溢れる笑顔には、また一つ成長が感じられました。
何事も、一つの目標まで頑張れる力は大人になっても必要なので、こういう経験を子どものうちにたくさん経験できるのも幸せですね。
とにかく、私は応援あるのみ^^