現在保育園の年長さんの5歳息子。
0歳の赤ちゃんの頃は夜もけっこう寝てくれる子で、1歳前後には夜泣きもありましたが、それも時々のこと。
2歳ごろからは、寝るときには私の肘を触っていないと寝付けない…というところ以外は息子の睡眠に関して悩んだことはありませんでした。
ところが・・・。
5月上旬ごろから、時々ですが寝ているときに突然目を覚ますようになりました。
しかも、目を覚ましたかと思ったら、何かに怯えて「怖い!怖い!」と震えて泣き、部屋の中を落ち着きなく動き回ったり、階段を上ったり下りたりとパニック状態。
「大丈夫だよ。怖くないよ。ママここにいるよ?」と抱っこしても、
「怖い!おりる!」と言って抱っこを振りほどき、また家の中を動き回ります。
声をかけても聞こえているのかいないのか、私のことも目に入っていないような様子…。
何?どうしちゃったの!?寝ぼけてるだけ??…にしては怖がり方が異常だし…。と私もかなり動揺。
しかし、数分後。
息子は落ち着きを取り戻し、何事もなかった感じに。
最初にこの症状がでたのは夕方。
車で寝てしまった息子を抱っこで家の中に連れて行ったときでした。
次は夜中。
ベッドで寝ていたとき。
あとはリビングでお昼寝をしていたときに何度か。
時間はバラバラですが、ぐっすり寝ていたと思ったら突然起きてパニック状態になることが数回。でも、どれも数分で落ち着きました。
夜中に起きたときは落ち着いたらすぐにまた寝て、お昼寝から起きたときは落ち着くと何事もなかった感じでお茶を飲んだり遊びだしたり…。
最近急にどうしちゃったんだろう…。
何か怖い夢でも見てるのかな?(お化けが見えてる…とかないよね?)
それとも、夜泣きの一種??(でも今更?もう年長さんなのに…)
気になってネットで検索して見ました。
『子供 突然起きる 怖がる』
検索でヒットしたのは・・・
聞きなれない『夜驚症』という言葉でした。
■こんな症状が見られたら夜驚症かも
ぐっすり眠っていた子どもが夜中に突然目を覚まし、何かにおびえたように泣き叫んだり、手足をバタつかせて暴れたりするのが夜驚症のおもな症状です。たいてい眠りに入って数時間のぐっすり眠っているころに起こり、10~20分程度続きます[*1]。症状が起こっている間は、親など周囲の人のことは目に入らず、なだめようとしても反応は鈍いでしょう。声をかけると話をすることもありますが、質問に答えるなど会話が成立することはまずありません。しばらくすると症状がおさまって何事もなかったかのように眠りにつき、翌朝、目を覚ましたときにほとんど覚えていないのも大きな特徴です。
調べてみると、夜驚症の症状は息子にピッタリ当てはまりました。
夜驚症の原因ははっきり分かっていないそうですが、子どもは脳の睡眠機能が未発達であることが関わっていると考えられており、睡眠~覚醒の機能が完成する思春期までに夜驚症の症状は自然に消えるそうで、基本的には治療の必要もないとのこと。
通常は深い眠りのノンレム睡眠から浅い眠りのレム睡眠になって目覚めるのが、夜驚症ではノンレム睡眠のときに何らかの要因によって脳の一部だけが覚醒してしまい中途半端に目を覚ましてしまうそう。
その要因として挙げられるのが
・日中のストレス
・不安
・恐怖(怖いテレビや本を見たなど)
・緊張(発表会など)
・刺激(旅行や遊園地に行ったなど)
・疲れや発熱
こうやって見ると、そんなにストレスや不安を子どもが感じてるの!?と自分を責めてしまいそうですが、日中に楽しくて興奮した体験も要因になるそうです。
夜驚症についての色々なサイトを見ましたが、多くのサイトに『親の育て方には関係ありません』とうことがはっきり書いてありました。
きっと、そうやって悩むママ、パパが多いんでしょうね。(私もその一人です)
また、テレビやゲームの刺激も要因になると書いてあるサイトもありました。
思い当たる節がありすぎる…。
コロナの影響で4月上旬に保育園の登園を自粛してから約2ヶ月。平日の私の在宅ワーク中は、タブレットやテレビでプライムビデオを見たりゲームをする時間が急激に増えた息子。
夜驚症と思われる症状が出始めたのが5月上旬。もしかしたらテレビやゲームのやり過ぎも要因になっていたのかも…と反省。
さて、息子のパニック症状の原因・要因が分かると、不安だった気持ちが一気に軽くなりました。
子どもが夜驚症でパニック状態のときに親ができることは、『落ち着いて見守ること』だそう。
夜驚症だと分からなかったときは、突然パニック状態になった息子を見てこちらもオロオロしたり大きな声で呼びかけたり動き回る息子を止めようと追いかけ回していましたが、今では落ち着いて「あ~。まただ」と思えます。
走り回ったり階段を上り下りしたりするので息子がケガをしないようにだけは気を付けていますが、『数分で落ち着く』『成長とともに自然になくなる』と分かった今は落ち着いて見守ることができています。
原因を知っているのと知らないのとでは、対応する親の気持ちは全然違うな~と実感。
お子さんの同じような症状で悩んでいるママ・パパさんの参考になれば嬉しく思います。