つわり中がとてもしんどい・・・何か気分転換をしたいけれど、何をしたらいいんだろう?そんな悩みについて、マタニティヨガの講師の針谷百栄さんから、ご自身の体験も踏まえた気分転換の方法についてお話をいただきました。

【つわりの時の気分転換は何をしたらいい?】
妊娠初期のつわりは、心も体も思うように動かずつらい時期ですよね。においに敏感になる、吐き気が続く、頭がボーッとするなど症状は人それぞれで、「何をしても楽にならない」と感じる方も多いです。
私自身、妊娠中につわりがある状態でもマタニティヨガ講師として活動していました。正直、教える前は「大丈夫かな」と不安でいっぱいでした。でも実際は、体を動かすことで気分が少し軽くなったり、呼吸法で吐き気をやわらげられたりしました。
もちろん「運動しなきゃ!」と気負う必要はありません。むしろつわりの程度や体調は日ごとに変わるので、できる範囲で、心地よいと思うことを見つけるのがポイントです。
以下に、私が自身の経験やクラスでお伝えしてきた、つわり中でも試しやすい気分転換法を紹介します。
1)深呼吸・呼吸法
呼吸に意識を向けるだけで自律神経が整い、吐き気や不安感の軽減が期待できます。例えば「4秒吸って、4秒吐く」といった一定のリズムで呼吸する方法は、つわり緩和の一助となると報告されています※1。椅子に座ったままでも実践できます。
2)香りを調整する(芳香浴)
においづわりがつらいときは、ミントやレモンなど好みの香りをティッシュに1滴垂らして持ち歩くと、嫌なにおいから気をそらせる場合があります。公益社団法人 日本アロマ環境協会によると、芳香浴は基本的に安全とされますが、妊娠中は使用に注意が必要で、体調に合わせて使用すること、違和感がある場合はすぐに中止することが推奨されています※2。
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