[4]登校班トラブル|「連れていってくれないと困る」学校から付き添いを依頼されても班長に押し付ける母

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前回のお話

登校班の6年生の班長さんは、登校中に「行きたくない」と言って泣いて行き渋る1年生の女の子の対応に頭を悩ませていました。女の子が泣いてしゃがみこんでしまいどうにもできず先生に来てもらいなんとか登校することができた翌日、女の子のお母さんは集合場所に来ると班長さんに「この子を責任もって連れて行って」と泣いている女の子を丸投げ。班長さんは女の子をなだめたり励ましたりしながら手を引いて学校近くまで歩いてきたのですが、あと少しで学校というところで突然女の子が班長さんの手を振りほどき、今来た道を逆走して走り出しました。班長さんは他のみんなに先に行くように伝え、走って女の子を追いかけました。途中、たまたま会った旗振り当番さんが走って行く女の子を止めてくれなんとか追いつくことができた班長さん。「どうしたの?」と驚き旗振り当番さんに「帰りたいって・・急に・・走り出して・・」と息を切らしながら答えました。

1話目から読む

自分の都合ばかり主張する保護者に唖然

泣きながら走って家に帰ろうとする1年生の女の子を追いかけてきた班長の娘も半泣き状態。状況を理解した旗振り当番さんが「わかった!あなたは学校に行って。遅刻するよ」と言ってくれ、娘は女の子を旗振り当番さんに任せて学校へ急ぎました。

途中、先に学校へ行った同じ班の子たちから事情を聞いて女の子を迎えに行こうとしている先生とすれ違った娘。先生は焦った表情で懸命に走る娘を見て「ありがとね。担任の先生には伝えてあるから学校に行って。急がなくていいよ!」と言ってくれ、娘はようやく安心することができたのでした。

その晩。「もう班長やめたい・・」と沈んだ表情で娘が言うので「先生に電話しようか?」と提案してみましたが、娘が「ママ・・明日、朝来てくれない?」と言うので「わかった。一緒に行こう。大丈夫だよ」と伝えました。

次の日。また女の子はお母さんに連れられて泣きながら集合場所にやってきました。お母さんが「昨日学校から連絡がきて付き添うように言われたんですけど?」と言うので、私も「そうですね。1年生は不安な気持ちもあるから、付き添いがあった方がいいかもしれませんね」と先生の言葉に同意したのですが・・。

お母さんは「うちの子だって一生懸命登校しているんですよ!?一緒に連れていってくれないと困るんですけど?」と激しく怒りだしました。まさかの態度に私はガビーンと衝撃を受けました。

班長さんといってもまだ小学6年生。突発的に起こるイレギュラーに臨機応変に対応するのは難しいですし、ここまでくると班長さんが対応する範囲を超えている気がしますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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