[3]登校班トラブル|「待ってー!」学校到着目前で小1女子が逆方向に逃走

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前回のお話

登校中に「行きたくない」と泣き出ししゃがみこんでしまった1年生の女の子の対応で大変な思いをした小6の班長さん。翌朝、女の子はお母さんに付き添われ集合場所に来ていましたが、既に「行きたくない」と泣いていました。班長さんが「やっぱり・・」と不安に思っていると、泣いている女の子の背中を押しながらお母さんが近づいて来て「班長さん、申し訳ないけど、この子責任もって連れて行って欲しいんだけど?」と言って来たのです。

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学校到着を目前に小1女子がまさかの逃走

「責任もって連れて行って」と行き渋っている1年生の女の子をお母さんから丸投げされた娘は、女の子の手提げカバンを持ってあげたり何とかなだめながら手を繋いで学校へ歩き出しました。学校が近づいてきた頃、まだしくしくと泣き続けていた女の子に娘が「もう少しで学校だよ。頑張れる?」と声をかけました。

すると次の瞬間、女の子が娘の手を勢いよく振りほどいたかと思うと、今歩いてきた道をダッシュで引き返し始めました。突然のことに娘は「えっ!?」と驚愕。

娘はすぐに「みんな先に行って。先生にも伝えて!」と班の子たちに伝えて女の子を追いかけて走り出しました。

全力で走っていく女の子を見失わないよう必死で追いかける娘。「まってーーーー!」と叫びながら追いかけていると、前方に旗振り当番さんの姿が見えました。

旗振り当番さんは泣きながら走ってきた女の子に「えっ!どうしたの!?」と驚きながらも女の子を止めてくれました。やっと追いついた娘は肩で息をしながら「帰りたいって・・急に・・走り出して・・」と状況を説明。女の子はしくしく泣き続けています。

泣いている女の子をなだめたり励ましたりしながらようやく学校の近くまで連れて来ることができて「あと少し」と安堵しかけていたであろう班長さん。まさか逃走するなんて思いませんよね。旗振り当番さんがそこにいてくれて本当に良かったです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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