皆さんは、お子さんに「おもちゃ」や「人形」など、「物の大切さ」をどのように教えていますか?
我が家の4歳娘はというと・・・おもちゃによって大切に扱っているものと扱えていないものがあります。
「この扱い方どうなの?」
「雑に扱い過ぎじゃない…?」
「こんな風なら買わなければ良かった…」
「欲しいって言ったから買い与えたけど、もっとよく考えるべきだったかな…」
なんて思うことがちょこちょこあります。
今日は娘とおもちゃの関わり方について、GW中のエピソードを交えながら書きたいと思います。
こどもの日に向けて、おもちゃ選びに
5月5日!そう、こどもの日!毎年この時期になると、祖父母から好きなものを買ってねとお金を頂きます。
私たちからもこどもの日は娘の欲しいものをプレゼントしているので一足早く、おもちゃ選びに行ってきました。
娘の欲しいものはというと、
初めは「プリキュアの〇〇が欲しい!」と意気込んでいたのに、おもちゃ屋さんについたら色々あるおもちゃに目移りしてしまい、「やっぱりあれが良い」とか「これが良い」とか、これは何とかでとおもちゃの説明を始めたり、中々決まりませんでした(汗)
おもちゃ屋さんに何時間滞在したんだろうってぐらい、私たち夫婦はぐったり(笑)
でも、子どもにとっては、おもちゃ屋さんは夢の国みたいな感じで楽しいですよね!
それはとーーーーっても分かるんだけど、決めるまでが長い。本当に長かった…。
中々決まらない理由の一つとして、娘自身も本当に欲しいものが分かっていない。(まだ、4歳だしこういうものなのかな?)
最初に欲しいものは決めていたようだけど(本当に欲しかったのかも疑問…)、見てみると違ったようでまったく候補になかったものを見に行き、ウロウロ。
欲しいものがなかったら、今日はやめて違うところにまた行こうか?と言ってみるも、そんなこと通用するはずもなく…(笑)
「おもちゃを買ってくれないと動きません!」という状態だったので、娘が決めるのを待つことに。
その間、私からも「これはどう?」と色々と提案してみましたが一瞬見て「あ~、これは・・・」とお気に召さない様子(苦笑)
反対に娘がこれが欲しいと持ってきたものは、リカちゃんハウスと別売りのリカちゃん。
良いんだけどさぁ、リカちゃんお家にもういるよ。ハウスもあるけど、ぐちゃぐちゃにして遊んでなくない?
リカちゃんは以前購入したことがあり、購入した当初は遊んでいましたが、今ではまったく手つかず…。それに、細かいパーツがちょこちょこあり、無くしてしまうこともあったので娘にはまだ早い(?)のではないかなと思い、他のおもちゃにするよう促しました。
次に選んだのは、メルちゃん。。。やっぱりお人形が欲しいみたいです(汗)
うーん、メルちゃんはまだ持ってないし、細かいパーツもなさそうだからこれなら良いかもと思いましたが…
「本当に遊ぶ?」「今あるお人形たちみたいにならないかな?」
お金を出して買うのだから、ちゃんと長く大事に遊んで欲しい。きっと買ってもこれまでと同じことになるんじゃないかなという思いが頭をよぎります。
子どもにおもちゃの大切さをどう教える?
娘が欲しいというものを買ってあげたいのは山々だけど、自宅にあるおもちゃ(特にお人形)の遊び方を見ているとどうしても「いいよ」って言ってあげられない私。
我が家にはリカちゃんの他にもお人形が何体かいます。おもちゃ箱に入ったままで遊ぶ様子がまったく見られなかったのでこの状態でまたお人形を増やすのは良くないなと思いました。
私が子どもの頃の話ですが、両親から「お人形にも人と同じように気持ちがあって、乱暴に扱ったり、雑に扱ったりしたらお人形も悲しむんだよ。だから、大切に遊んであげようね。」と言われた記憶があります。こういうこともあってか、私はおもちゃやお人形を雑に扱ったことはありませんでした。
それどころか、お人形を雑に扱ったら怖いことが起こるって思っていたようで、お人形はあまり欲しがらなかったようです…(笑)
私のことはさておき、娘にも同じようにおもちゃやお人形の大切さを分かって欲しいと思い、私が両親から言われたことを伝えながら、今持っているお人形たちを娘がどんな風にしているか問いかけてみました。
娘の言い分は、簡単に書くとこうです。
・自宅にあるお人形とは違うし、遊び方も違うから欲しい
・今度はちゃんと遊ぶから買って欲しい
娘なりに考えている様子も伺えましたが、「欲しい」という気持ちが先行していて、その後のことまで考えているようにはやっぱり思えない…。
買ってあげたいけど、何だかモヤモヤする。
最終的に、今持っているリカちゃんはやめて、メルちゃんとメルちゃんハウスを購入することになりました。
買う前に何度も何度も本当に遊ぶのか、大切にできるのか、どんだけ最終確認するんだっていうぐらいして、娘の言葉を信じて購入しました。
少しきついかもしれませんが、「これで遊ばなかったらもうおもちゃは買わない」と、娘と約束もしました。
おもちゃの大切さを教えてくれる物語「トイ・ストーリー」を観せてみた
おもちゃを買った後も、私のモヤモヤは消えませんでした。
私の拙い説明だけじゃ、娘に伝わっていない気がする…もっと分かりやすく教える方法があると良いのに…
なんて考えていた時に思いついたのが、以前見て娘も気に入っていた「トイ・ストーリー」を再び観せること。
以前といっても少し前になるので、あの頃より今の方がきっと感じてくれることも多いはずと期待を込めて。
おもちゃの大切さやおもちゃの気持ちが描かれている「トイ・ストーリー」なら、言葉で説明するより分かりやすく、観ながら「おもちゃ」と「娘」の関わり方について一緒に考えることができたら良いなと思い観ることにしました。
今回は、いつくかあるシリーズの内「トイ・ストーリー3」を選びました。
17歳になったアンディは、大学に行くため部屋を空ける準備を始めていた。ウッディやバズたちオモチャ仲間は、アンディとの別れの予感に戸惑うばかり。そんなある日、ウッディたちは手違いで、なんと、保育園に寄付されてしまう!そこに暮らすたくさんのオモチャたちに歓迎されて喜ぶバズたちは、アンディの元へ帰ろうと訴えるウッディには耳を貸さない。たったひとり脱出したウッディは仲間たちに危険が迫っていることを知り、救出に戻るが…。たとえ助かったとしても、もう居場所のないウッディたち。そんな彼らを待ち受けていた、“思いもよらぬ運命”とは?
このシリーズを選んだ理由は、物語の中に「保育園」が出てくるのですが、今の娘により身近に感じてもらいやすく、保育園で遊ぶ子どもたちのおもちゃの扱い方や遊ばれるおもちゃの気持ちがアニメを通して実感できるのではないかと思ったからです。
もう一つ、いつもおもちゃを大切にし遊んでいる女の子のシーンがあるのですが、その女の子のように「思いやり」をもっておもちゃと接して欲しいなという思いも込めて選びました。
娘の反応は?
保育園の子どもたちがおもちゃを乱暴に遊ぶシーンでは娘も感じるものがあったのか、
「おもちゃがいたそう、かわいそうだね」「こういうことしたらダメなんだよー」「娘ちゃんはこんなことしないよー」と、私に教えてくれました。
おもちゃを乱暴に遊んではいけないってことは分かっていて、おもちゃの気持ちを考えようとする一面も見れたことにホッとしました。
ここで、私は娘に
「じゃあ、娘ちゃんのお人形たちはどんな気持ちだと思う?」
「ずっと遊んであげれていないお人形がいっぱいあるよね?」
「悲しいって思ってないかな?」
そこで娘は何か考えながら、おもちゃ箱を見つめて「お人形さん、泣いてる?」と一言。
「そうかもしれないね。娘ちゃんが新しいおもちゃ(お友達)を連れてきてくれるのは嬉しいと思うけど、娘ちゃんがたくさん遊んでくれることの方が一番嬉しいと思うよ。」と伝えました。
その後は、今まで眠っていたお人形をおもちゃ箱から全部出し、並べてキレイにしてあげていました。
久しぶりにお人形遊びをしている娘を見て、おもちゃの大切さを教えるにはやっぱり「トイ・ストーリー」が良いかもと思えた出来事でした。
もしかしたらまた元に戻ってしまうこともあるかもしれないけど、娘なりに考えて行動してくれたことが母は嬉しい!一歩前進!
まとめ
普段遊んでいるおもちゃが主役の物語だからこそ娘にも響くものがあったと思います。
おもちゃを買い与えることは簡単ですが、その後のおもちゃの使い方・扱い方を子どもに教えることって難しいですよね。
でも、今回のようなアニメや、絵本など子どもが集中してみてくれて、分かりやすいものが一緒にあると上手くいくように感じました。
私は言葉で説明することが下手なので今後も娘にあった方法やアイテムを模索しながら、教えていきたいなと思います。