前回の話
幼稚園の頃は、お友達を「じっと見ている」スロースターターだった娘。
その傾向は、小学校の低学年ごろまで続きました。話しかけられれば話せるし、遊びに誘われれば一緒に遊ぶこともできるけれど、とにかく「自分から話しかける」ということをしなかった娘なので、休み時間は一人でいることも多かったようです。
地方公立塾なし娘の東大合格物語【3】群れない娘が覚醒!先生との出会い
さすがに心配になり、
「今日の休み時間は、何をしてたの?」
などと聞いてしまうこともありました。
すると、きょとんとして
「黒板のマグネットが曲がってたのを直してたよ。」
などと言うのです。
「・・・ひとりで?」
「うん。」
特に困っている様子もなく、「なんでそんなこと聞くの?」とでも言いそうな顔で答える娘。
そんな娘を見ているうちに、私も、「友達と楽しそうに遊んでいる娘の姿を見てみたいという母としての想いはあれど、それはそれとして、子どもが特に悩んでいないことを、親が勝手に心配するのはやめよう。」と思うようになっていきました。
そんな娘でしたが、小学校三年生の時に、クラス替えがあり、新しい担任の先生との出会いがありました。今思えば、この出会いが、娘が覚醒する大きな要因となったのです。
続きます
※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
[脚本]Maman [作画]dechi [編集・監修]ママ広場編集部
Maman
夫と大学生の息子・娘の4人家族。
学習教材制作業の傍ら、子どもの学習習慣の作り方や学習計画の立て方を伝えながら、スケジューリング(時間管理)とジャーナリング(書くこと)で幸せな親子を増やす発信を続けている。