[22]彼の母親に見えるんだ。悪気がないからこその現実を突きつけられた。年の差婚|ママ広場マンガ

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前回のお話

社内でプロジェクトの成功を発表されたとき、部長から「一人前だな」と言われた加賀谷君。その瞬間、パッと笑顔になりユリを見つめた加賀谷君は、「一人前になった時に付き合っている人がいなければ付き合う」というユリとの約束を胸に頑張っていたのでした。さっそくユリを誘った加賀谷君は、自分のフットサルの試合を見に来てくださいとお願いしました。勢いに押される形で約束の場所に現れたユリですが、完全に場違い。しかも敵意むき出しの、加賀谷君の彼女だと言っていた、同じ名前のユリちゃんから「おばさんじゃん」と呟かれてしまいました。

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年の差婚[22]お母さんと呼ばれた

ユリちゃんに教えてもらって、飲み物を買いに来た私。フットサル会場は結構人がいて、日陰も無いので飲み物を求めてかなりの人が並んでしました。すると後ろから「谷口さんっ!」と加賀谷君に呼ばれて驚いて振り返ると。

焦ったような、怒ったような加賀谷君が立っていました。「試合は?」と聞くと「いや!谷口さん!気づいたらいなくなってるから!」って、やっぱり加賀谷君怒ってる?

ユリちゃんから私が帰ったと聞いて、加賀谷君は試合を抜けて追いかけてきたようです。「飲み物買いに来ただけよ?」と言いながら、ユリちゃんの態度を思い返して察した私です。

飲み物を受け取る時に、私は一瞬凍り付きました。
「今日は暑いからお母さんも大変ね~!」悪気など微塵もない女性のひと言。

加賀谷君は「えっ?違いますよ彼女は」と言い掛けましたが、もうそんな話はやめて欲しい私。笑顔でジュースを受け取って一気に飲みました。
お母さんか・・・やっぱりそういう風に見えちゃうのかぁ。

確かに、さっきもユリちゃんから「おばさん」呼ばわりされちゃったしなぁ。
そう考えているうちに、私は一体ここで何をしているんだろうと言う気持ちになってきました。
何のために、何を期待してここにいるの?

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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