前回の話
気になるタクマさんと知らないうちにお互いの名前を呼び捨てし合うようにまで親しくなっているサユリに、さり気なく何があったのか聞いてみると、自然な成り行きで連絡先を交換し、それからたまに連絡がくる程度だと言われたものの、それでも気になってしまうアユです。
友達の彼氏[6]私の気持ちを知っていた友達
タクマさんと何もないから大丈夫、と言うサユリに、私は慌てて否定した。
「そんなこと聞いてないし!気にしてないし!」
でも、私のことを何でも知っているサユリに隠せるわけない。
「タクマのこと、気になってるんでしょ?」
と、ズバリ言われてしまった。
図星で更に慌てる私を優しくほほ笑んで見守るサユリ。
「アユの想い、伝わるといいね。応援してる!」
そう言ってくれたから、素直に慣れた。
「・・・ありがと。」
サユリはやっぱり大好きな親友だ。
だから、この関係が変わってしまうなんて、この時のわたし・・・いや、わたしたちは想像だにしていなかった。
続きます
次の話
ママ広場オリジナルマンガ「友達の彼氏」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
監修:ママ広場編集部