前回の話
アユとサユリは大親友でいつも一緒。サバサバした性格で明るく友達の多いアユのそばで、いつもアユのことを心配したり優しくしてくれたりする可愛らしいアユを男子が放っておくはずがなく、声をかけてくる彼らからサユリを守るアユですが、タクマさんへの態度だけは明らかに違って・・・。
友達の彼氏[3]すべての始まり
タクマさんと話していたら、後ろからサユリが私を呼んだ。
「わたし、向こうに座っとくね」遠慮がちにコソッと話すサユリ。
「え!?なんで?一緒に座ればいいじゃん~」
私の顔、絶対今、赤くなってるよね・・・
サユリは伏し目がちに
「だってその・・・お邪魔かなって」
気遣ってくれてる・・・
「そんなことあるわけないじゃん!」
思わず大きな声を出してしまった。
タクマさんに「アユの友達?」と聞かれ、照れ隠しもあって慌てて言った。
「そう!わたしの可愛い大親友のサユリ!タクマさんぜ~ったい手、出しちゃダメですからね!」
「サユリちゃんはじめまして~タクマです。」
そう言ってタクマさんが差し出した手・・・ふたりが握手・・・
それだけなのに、サユリの仕草って本当に可愛い。
タクマさんもキュンとなってる。
「なにこの子可愛いんだけど」
そう言ったタクマさんの手を振り払い、
「サユリが可愛いのは当たり前だし!ピュアなんでぜーったいにダメですよ!」
いつも男子たちに言ってる事をタクマさんにも言ってるだけ。サユリを守ってるだけ・・・。
その日、私は講義が終るとサークルに向かった。
サユリとはそこでバイバイした。
それから1週間くらい経ったある日のこと、少し早く着いた講義室に入ると・・・
並んで座り、楽しそうに笑顔で会話するタクマさんとサユリの姿が目に飛び込んできて
・・・時が止まった気がした。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「友達の彼氏」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
監修:ママ広場編集部