[13]私の気持ちを知りながら邪魔した友人「私のことどうでもよくなるんでしょ?」友達の彼氏|ママ広場マンガ

前回の話
タクマさんが明かしたサユリの秘密。それは、サユリはアユに恋愛感情を持っていて、タクマさんにアユを取られないためだけにタクマさんと付き合っていたというのです。

友達の彼氏[13]誰にも邪魔されたくなかった


ようやくサユリが口を開いた。
「わたしはただ、アユのそばにいられたら良かったの!いつも邪魔してるのはタクマの方じゃん!」

タクマさんは勝ち誇ったように私の肩を抱いて
「ほーらアユ、これがサユリの本性だよ」
と言った。

私は思わずサユリに言わずにはいられなかった。
「サユリ・・・わたしの気持ち知ってて、それで・・・」

「わかってたのに邪魔したの?」
ショックが隠せなかった。

サユリは私に必死に訴えた。
「アユが『タクマと付き合ったら?』って言ったじゃん!
わたし、『いいの?』って聞いたじゃん!
アユはいいって言った!だからわたし・・・タクマと付き合うって決めたんだよ!」
確かに・・・言ったけど・・・。

サユリは、自分がタクマさんと付き合わなかったら私がタクマさんと付き合って、サユリのことなんてどうでもよくなると思っていた。


今回の旅行は、誰にも邪魔されないで2人だけで来たかったって・・・。

「サユリ・・・」と声をかけたけど、本当は何と言っていいのか・・・何を言いたいのか分からなかった。
「ごめん、ひとりにして」と言われ、従うしかなかった。

ひとり、浜辺にうずくまっているサユリ。
心配だったけど、タクマさんに促されて私たちはサユリを残し、ロッジへ戻った。

サユリは午前3時を過ぎてもロッジには戻ってこなかった。

続きます

ママ広場オリジナルマンガ「友達の彼氏」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。

脚本:のきわだ  
1児の母。子育てに奮闘中。

作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

監修:ママ広場編集部

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