前回の話
2人で旅行に行こうとサユリに誘われ、とても楽しみにしていたアユ。ところが、サユリに旅行を断られていたタクマさんから「俺も友達誘うから4人で行かない?」というメッセージがアユに届きます。「かわいそうな俺を助けてくれよー」というタクマさんのことばに複雑な思いを抱きながらも、断れないアユはサユリを説得し、結局4人で旅行に来たのでした。
友達の彼氏[10]友達とカレが喧嘩?
「どうしてサユリとアユが同じ部屋なんだよ!」
期待とは違う部屋割りに不満なタクヤさんに
「え?逆にどうして違う部屋割りになると思ったの?」
ととげとげしく返すサユリ。
ふたりのやり取りを見ていたらいたたまれない気持ちになり
「あ・・・別にいいですよ、変わろっか?部屋・・・」
とは言ってみたものの、サユリが即、却下。
ごめんねカズヤ、君と同室でいいって意味ではないんだよ・・・
サユリが絶対に譲らなかったので、私はサユリと同じ部屋になった。
カレシなのに・・・とうなだれるタクマさんだけど、今日はごめんね、楽しみたい。
一日海にいて、バーベキューして、すごく楽しく過ごした。
その夜・・・
やっぱり不満が募っているタクマさんが一人でどんどん飲んじゃって、へべれけ状態。
「もー!タクマ酔いすぎだよー!」と怒ったサユリにお酒を取り上げられてしまった。
やっぱ気をつかうよ・・・
「サユリ、タクマさん部屋まで送ってあげたら?」
と、めんどくさそうに返事をするサユリを促した。
酔っぱらいながらサユリの名前を連呼するタクマさん。
部屋に送ってもらいながらサユリに抱きつくタクマさん・・・
部屋へ行くふたりの後ろ姿を見送った時、ズキッとした。
部屋に残された私とカズヤは二人で飲み直し。
意外に音楽の趣味が合うことがわかって、楽しくなってきたころ、タクマさんとサユリが激しく言い合う声が聞こえた。
え?ケンカ?
様子を見に行こうとした瞬間、
「もういい!」
怒った声とともにタクマさんが部屋から飛び出してきて、浜辺の方へ走って行ってしまった。
え?いったいなにがあったの!?
続きます
次の話
ママ広場オリジナルマンガ「友達の彼氏」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
監修:ママ広場編集部