前回の話
学校のお友達と「クリスマス会をやろう!」と盛り上がっていたまるさん、その話を近くでこっそり聞いていたさなかちゃんでしたが、クリスマス会当日、案の定ちゃんとまるさんの家にやってきました。「プレゼント交換までおばちゃんが預かるから持ってきて!」まるさんのお母さんのかけ声でみんながプレゼントをお母さんの所に持ってきましたが、さなかちゃんはもじもじしているだけ。すると、さなかちゃんと2人っきりになった時にプレゼントを差し出したお母さん、さなかちゃんのお礼の言葉を遮って「おばちゃんと約束して」と交換条件を提案しました。
母が私の友達に冷たい[68]
「おばちゃんと約束して」さなかちゃんにプレゼントを渡した後でそう言ったお母さん。
「よそのお家で物を盗んだり、人のものを傷つけたり・・もう絶対しないこと!」お母さんはさなかちゃんに言いました。
「な、なんのこと・・」指摘されてしどろもどろになりながらもとぼけるさなかちゃん、すると「さなかちゃん、大人はごまかせんのやで」お母さんは言いました。
「ぐっっ!!」そう言われて言葉に詰まるさなかちゃん。
「さなかちゃん、楽しくみんなで遊ぶのはいい。それなら今まで通りうちに来ていい」お母さんは話を続けます。
「けどな?さなかちゃんが『してはダメなこと』をすると・・おばちゃんも『さなかちゃんとは遊ぶな』ってまるに言わなアカンくなる。わかる?」
「うん・・」静かにうなずくさなかちゃん。「うん。素直に言えて偉いな。プレゼントのことはみんなに内緒な」「うん」お母さんとさなかちゃんの交換条件が成立しました。
この日を境に、さなかちゃんはしばらく大人しくなったようなのですが、まるさんのお母さんとの交換条件が効力を発揮しているのかもしれませんね。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
まるさんのお母さんが提示した交換条件は、周りのお友達だけでなく、さなかちゃんのためを思っての行動!このまま何も起きないことを祈るばかりです。