前回の話
実家に帰省したときにお母さんから「小学校の同級生だったさなかちゃんが詐欺で捕まった」という衝撃的なニュースを聞いたまるさん。さらにさなかちゃんが放置子だったと聞き驚いたものの、自身も母親になってから放置子と関わった経験があるまるさんは、当時のことを思い返してみると思い当たる節がありました。さなかちゃんは小学校1・2年生の時にまるさんと同じクラスだった女の子で、2年生になってからよく遊ぶようになりました。
母が私の友達に冷たい[4]
当時まるさんは、両親が共働きのため2年生から自宅の鍵を持って登校しており、いわゆる「鍵っ子」でした。
一人っ子で鍵っ子。そこに目をつけられたのかもしれないと振り返ります。
まるさんが小学2年生だったある日。「まるちゃん!一緒に帰ろ!」とさなかちゃんに声をかけられ「うん。でも家の方向違くない?」と少し戸惑ったものの、「いーから!」とさなかちゃんに押し切られます。
そして「ねぇ!今日まるちゃんち遊びに行っていい?」と聞かれ、
断る理由もなかったまるさんは「うん!」とすんなりOK。「やった!」とさなかちゃんも嬉しそう。
次の日。「今日もまるちゃんち遊びに行くね!」と言うさなかちゃん。なぜか「行っていい?」というお伺いではなく「行くね!」という断言になっていました。
そして、また次の日。お友達と一緒に帰ろうとしているまるさんに「私も遊びに行くー」と言い、そのまた次の日も「今日も行くねー!」と言うさなかちゃん。
まるさんの家に初めて遊びに来た翌日から、さなかちゃんは毎日まるさんの家に来るようになりました。その頃には、「まるちゃーん、かえろーっ」と、まるさんの家はさなかちゃんにとって遊びに行く場所ではなく「帰る」場所となっていました。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集コメント]ママ広場編集部
まるさんの家はとても居心地がよいのでしょうね。それにしてもさなかちゃん、距離を詰めるのがはやいですね。