最近また発症したので、きっかけとなった昔の話をしようと思います。
育休が明け、いよいよ仕事復帰。となった時、
本当に仕事ができるのか?
大丈夫か?
というドキドキと、
毎日大泣きしている娘は保育園に馴染めるのか。
毎日後ろ髪をひかれる思いの毎日。
そんな中、旦那から話しかけられても、ちゃんと聞こえない時がありました。
何度も
「えっ?ごめんもう1回!えっ?」
となってしまい、あまりにも何度も聞きなおすため、
旦那も
「もういいよ。」
となっていました。
旦那はボソボソ話すタイプなので、「もういいよ。」となっている旦那に対して、いやいや、ハキハキしゃべってよ(怒)となってイラついた記憶があります。
そんな日が続いたのですが受診したきっかけは、めまい。
その日、朝、起きようとするとめまいがして起き上がることができなくなっていました。
結局夕方ごろ、よくなって来た気がして、耳鼻咽喉科に行くことに。
そこで聴力検査とめまいの検査をしました。
診断結果。
「低音難聴」ですね。
低い音だけが全然聞こえていないと言われました。
そしてめまいがあったら、めまいがしているときに受診してくださいと。
「メニエール病」はまだ確定できないとのこと。
急性低音障害型感音難聴について
急性低音障害型感音難聴とは、低音部の周波数のみ聞こえ難くなる病気です。
同じ症状にくわえて、ぐるぐる回る激しいめまいをきたすと有名なメニエール病です。
実は、低い音だけが聞こえなくなっていることに対しての自覚症状がありませんでした。
診断結果を聞いたとき「えっ?私、低音だけ聞こえてなかったの!?」という感じ。
むしろ、先ほど書いたように、旦那がボソボソ話しているから聞こえないと人のせいにするくらい、全く自分が聞こえていないことがわかっていなかったのです。
娘の声も、ママ友さんの声も、問題なく聞こえていたので、あまり日常生活に問題がなかったのです。
急性低音障害型感音難聴の症状
- ある日突然、耳に水が入ったような詰まった感じ
- 耳抜きをしたくなる感じだが、耳抜きをしてもスッキリしない
- 音が耳にビンビン響いたり、割れて聞こえて、とても不快
- ゴーというような低くうなるような耳鳴りを感じるが、聞こえは悪くない
- 急性低音障害型感音難聴について|そうだ耳鼻咽喉科クリニック 茨城県 牛久 龍ヶ崎 つくばみらい ひたち野うしく
言われてみると・・・という感じでした。
症状にもあるんですが、耳鳴りはあるけど、聞こえる。というのはあてはまっていました。
聞こえているので、まぁ、いいか。。となっていたのも事実。
急性低音障害型感音難聴の原因
原因は不明ですが、ストレス・睡眠不足・疲れや体調不良などをきっかけに、繰り返し起こします。
この時は、生活のリズムも変わり、でもまだ夜泣きと夜の授乳があったり、睡眠不足と疲れがたまっていたんだな~と思います。
ただ、その時は、そのリズムに慣れていないから、子育ての睡眠不足はよくあるし・・・と自分の体については後回しにしていたようにも思います。
急性低音障害型感音難聴の治療
特別な治療はしなくても、基本的には自然に回復して、同様のきっかけで繰り返します。
半日くらいで自然に回復することもありますが、2週間ほど長引くこともあり、症状が2~3日続く場合には耳鼻科受診をお勧めします。お薬は、耳の神経の調子を整える目的で、ビタミン剤や耳のめまいの薬などが使われます。
私もお薬を処方され、あとは休息をするように言われました。
急性低音障害型感音難聴の予防
ストレスや体調不良に伴い繰り返し症状が出やすいので、普段から十分な睡眠時間の確保や、血行促進の為の軽い運動などが勧められます。
疲れたら、休む。当たり前のことかもしれませんが、 子育て中は、自分の体のことを考えること、後回しになっているお母さんが多いのではと思います。
そして、旦那に診断結果を話すと
「だから話しかけても無視されていたのか~。」
と。
聞きなおす以外にも、何度か話しかけていた時に、私が全く反応しなかったことが何度かあったそうなんです。機嫌が悪いのかな~と思って放っておいたとのこと。
ちょっと鈍感でのんびり気味の旦那ですが、病名を聞いて納得していました。
正直、ちょっと異変に気づいて、聞こえてる?とかあってもいいんじゃ・・・
と思ったのですが、私が髪をバッサリ切っても何も言わなくて、数日後に、あれ?髪切った?という感じなので・・・。(完全に私のことを見ていなく、たまに見たらって感じのようです。)
それを望むのは無理だな~と思いなおしました。
旦那が嫌いになって、精神的に旦那の声だけが聞こえないように自分が無意識にしていたんじゃなくてよかったです・・・。
それ以来、旦那の声が聞き取りにくくなったら、「私、寝る。」と言って休むようになりました(笑)
低い音だけが聞こえない・・ってあまり自分では気づかないかもしれません。
そして、生活にそこまで支障がなければ、子育て中は子どものことが1番になってしまうので、自分のことは後回しになることも多いと思います。
もし、皆さんも、私のように、ご主人の声だけが聞き取りにくくなったら、体がサインを出しているのかもしれません(笑)。
自分の体も労わってくださいね。
20代~30代でも増えているそうです。
もしかしたら、悩んでいる方が意外と多いのかもしれません。
【※この記事は過去の記事をリライトして再アップしています。】