前回の話
タモツさんにお遣いを頼み、まひろさんと2人っきりになったタモツさんのお母さんは、「奨学金は借金」だと言った後で、「息子に負担をかけたくない」「息子に借金返済の肩代わりをさせたくない」とまひろさんと付き合うことはいいけれど、結婚は反対だという姿勢を明確にしました。
奨学金は借金[7-2]彼にお金を払わせるつもりなんてない
「息子に借金の肩代わりをさせたくないの。・・わかってくれるかしら?」タモツさんのお母さんにそう言われたまひろさんは、「・・そうですね」と答えた後で、「・・私も少し感じていたんです。光熱費上がってるから節約したいんですけど・・タモツさん、窓開けっ放しでエアコンの温度17度にしてたり、テレビ見ながらスマホ見てて・・注意してもなかなかわかってもらえなくて・・」タモツさんに対して普段感じていたことを話しました。
そして「・・実は、価値観違うなって感じてたんです・・。でも・・タモツさんのおうちよりは裕福じゃないかもしれませんが、奨学金も弟たちの学費も、タモツさんにお願いするつもりありませんでした・・」目に涙をためながら、まひろさんはお母さんに言いました。
するとそこに「ただいま~。油買ってきた」と帰ってきたタモツさん。それと同時に「申し訳ありません。バイトのシフト代わりに入らないといけなくなったので帰ります」そう言って立ち上がったまひろさん。「ごめんね、タモツ」「え・・えっ!?」突然帰ると言われタモツさんは驚きましたが、お母さんはと言うと「あらそれは残念・・また遊びに来てね」言葉では残念と言いつつ、引き止めることもなく見送りました。
ママ広場マンガ「奨学金は借金」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。