自分の口から「謝りたい」と言った息子

クラスメイトのカナエちゃんの頭に止まったハエを追い払おうとして突然頭を叩き、髪飾りを壊して泣かせてしまったトウマ。親切心でハエを追い払おうとした気持ちは分かるけど、大切な髪飾りを壊してしまったことを思うと、カナエちゃんに対して申し訳ない気持ちになりました。
トウマは、カナエちゃんを泣かせてしまったことをきちんと反省している様子でした。「泣かせるつもりじゃなかった、ハエがいたからやっつけようと思って・・・」そう言って、落ち込んだようにうつむきます。私はそんなトウマに、「それはわかったよ、でも髪飾りを壊したよね?友達の頭を叩くのはどう思う?正しいこと?」と問いかけます。

「頭を叩くのはダメだと思う」そう答えたトウマは、親切心からだったとしても、自分がしてしまったことが悪かったのだとようやく分かったようでした。そして少し考えたあと、「髪飾りを買って謝りに行きたい」と自分の口で言いました。

週末、壊してしまった髪飾りによく似たものを買って、私たちはカナエちゃんの家へ謝りに行きました。カナエちゃんのお母さんは怒ることなく、「気にしないでください」と笑顔で受け止めてくれました。そしてトウマが頭を叩いてしまったことをきちんと謝ると、カナエちゃんもにこっと笑い、新しい髪飾りを受け取ってくれたのです。

今回は相手側が優しく受け止めてくれたおかげで大事にならずに済みました。けれど、これから先も同じようなことが起きるかもしれないと思うと、どうしても不安が拭えません。しかし夫に相談しても、「男の子はこんなもんじゃない?中学生になったらガラッと変わると思うよ」と、どこか楽観的。私はどうしても同じようには考えられず、「本当に?」と夫の言葉を素直に信じ切れません。

けれど私の心配とは裏腹に、その後小学校では大きなトラブルが起こることなく、息子のトウマは無事中学生になりました。夫の言葉通りこのまま落ち着いてくれたら・・・そんな期待を抱きつつも、胸の中の不安は簡単には消えないのでした。
今回のようなことが起こると、この先も同じような事件が起こるのではないかと心配になってしまいますよね。でも、お父さんはどこか楽観的。「中学生になったらガラッと変わる」という言葉通りになればいいのですが。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
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