前回の話
いつまでも戻ってこないサユリのことを心配しながら、大学で初めてサユリに声をかけられた時のことを思い出していたアユ。いつの間にか眠っていたアユは、ドアが閉まる音で目覚めました。慌てて外へ出たアユは、海岸を一人で歩くサユリに
親友の彼氏[16-2]友達としての好きしか返せない
走ってサユリに追いついたアユに、サユリは泣きはらした顔で無理やり笑顔を作って「ずっと好きだった。アユのことが。」と告白しました。
「ごめんね。アユに知られたらさ、嫌われちゃうと思って。だからずっと言えなくて・・・」サユリはずっと心に秘めていた思いを口にしました。
「できればこんな形で知られたくなかったなぁ」そう言いながら、サユリはまた泣き出しました。
「ずっと・・・前みたいに、アユのそばにいたかった。そばで、想ってるだけでじゅうぶんだったのに」
「ごめんね」泣きながらハグし合ったアユとサユリ。
その後、アユとサユリが一緒にいることはなくなりました。恋愛感情を持って好きだと言うサユリにアユは答えてあげられなかったからです。
ママ広場オリジナルマンガ「親友の彼氏」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。