[5]「ぐちゃってなってるよ」自分が踏んだことは隠して素知らぬ顔でみんなに知らせる。叱らない育児|まるの育児絵日記

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前回のお話

幼稚園入園を控えた3歳の息子アキくんを育てるまるさんは、同い年の子どもを持つまーくんママ、よっくんママ、つーくんママの3人のママ友と仲良くなりました。ある日みんなと話していると、感情的に怒ることはなくつーくんは手がかからないと言うつーくんママの言葉に他のママたちは驚きます。子どもの発達に不安があったママたちは同じ発達の教室に通っており、アキくん、よっくん、まーくんは教室に行ってもちゃんとレッスンに参加できないことが多い中、つーくんだけは落ち着いて参加できていて感心したまるさん。そして、レッスンが終わるとつーくんはみんなの水筒を持って来たり、下駄箱からみんなの靴を出して並べてくれてまるさんはさらに驚きます。つーくんは家でもパパとママのコップなどを並べてお手伝いしてくれるといい、ママたちは「えらーい!いい子ー!」とつーくんを絶賛。その時、ふと下駄箱のほうに目を向けたまるさんは、つーくんが誰かの靴を踏みつけてぐちゃぐちゃにしている姿を見て衝撃を受けます。

1話目から読む

叱らないママ友

つーくんが誰かの靴を踏みつけている姿を見てしまったまるさんは「つーくん、何して・・?」と困惑。

その時、つーくんママが「つーくん?あれ?どこ行ったー?」とつーくんの姿が見えないことに気付き呼びかけました。

ママの声に気付いたつーくんは、ぱっと動きを止めると「ママー!」と笑顔で駆け寄ってきました。

「どこ行ってたー?」とママに聞かれたつーくんは、何事もなかったかのように「靴ねー、ママたちのも出した!」と報告。

先ほどのつーくんの姿を見ていないつーくんママや他のママたちは「えー!ありがとー、つーくん」「ホントすごーい」と、みんなの靴を並べてくれたつーくんを褒めましたが、まるさんは戸惑いながらちらりと下駄箱のほうを見ました。

みんなから褒められて嬉しそうにしているつーくんを見て「つーくん・・まーくんの靴、めっちゃ踏んでたよね?」と信じられない気持ちで見つめるまるさん。つーくんが踏みつけていたのはまーくんの靴でした。

「なんだったんだろう、あれ・・」つーくんの行動の理由がわからずまるさんは困惑します。

その時、つーくんが「ねぇ、まーくんの靴、グチャッ!てなってるよー」と言ってまーくんの靴を指差しました。自分が踏みつけてぐちゃぐちゃにした靴を、まるで何も知らないかのように話すつーくんを見てまるさんはさらに衝撃を受けます。

まーくんの靴を踏みつけてぐちゃぐちゃにするつーくんの姿を偶然目にしてしまったまるさんは驚いて何も言えませんでした。他のママたちは気付いておらず、みんなの靴を下駄箱から出して並べてくれていたつーくんを褒めていましたが、まるさんだけは「あれはなんだったんだろう」と動揺。すると、つーくんは自分がぐちゃぐちゃにしたまーくんの靴を指差して「まーくんの靴、グチャってなってるよ」とみんなに知らせたのでまるさんは驚きました。
大人が見ていないところでお友達の靴を踏んでいたつーくん。やってはいけないことだという認識はちゃんとあるようですね。

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集]ママ広場編集部
自分がぐちゃぐちゃにしたまーくんの靴を敢えてみんなに教えるつーくん。目的がわからず引いてしまいますね。

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